思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

段ボール製塗装ブースの改良(2):ダスト受けの作成

”段ボール製塗装ブース”に取り付けたダクトの木工ボンドが固まったので、ダスト受けを作ろうと思います。

構造的には、”段ボール製塗装ブース”の下側で、エアフローをU字型に180°流れを変えます。
このままでも、U字状の下部に塗料の粒子が多少は落ちれくれそうですが、もう一工夫、加えます。
U字状の上部にS字状の経路を作れば、ダスト受けに、ある程度、塗料の粒子がたまるのではないかな、という考えです😅。

1.”S+U型”のエアフロー経路の作成

ダクトが曲がっている部分から3.5cm位置と+2.0cmにマーキングをします。
3.5cmの位置から末端まで、ダクト側面の内側に沿ってカッターでカットします。
カットした部分の内、2.0cmのマーキングに沿って、おおむね45°程、内側に折り曲げ木工ボンドで止めます。

うまくいくのかわからりませんが、これで”S字状”の形状が出来ましたので、吸入したエアフローがダクトの長辺側に当たり、塗料の粉末が、最下部に設ける”ダスト受け”に落ちるを期待しています。

2cm幅の段ボールをダクト側面に追加し、とダスト受けの底を追加します。これで、”U字状”の形状を作成します。
追加したダクト側面の部分に、ダクトカバーをカットした時の、段ボールの中折部分が見えています。
気密性を確保するために、木の粘土で、この部分を穴埋めします。
吸引方向側のダクトカバーを取り付ける為に、取り付け面の段ボールの中折部分を木の粘土で埋めし、定規などで平滑化しておきます。

ダスト受けになる部分の各隅も木の粘土で埋めておきます。

2.ダスト受けの切り出し

木の粘土が固まったら、吸引側のダクトカバーを作り、木工ボンドで貼り付けます。

木工ボンドが固まったらて”ダスト受け”が適当な深さになる様に、カッターで切り落とします。

断面を見ると”S字形状”と”U字形状”が組わさった、気流経路になっているのが確認できます。

2.ダスト受けの加工

ダクトに”ダスト受け”を止めるパーツを作ります。

まず、ダスト受けの取り付け板として、べニアの端材から2枚切り出します。

ダスト受けとダクト側、それぞれの4辺に木の粘土を盛ります。

べニア板とクッキングシートを、盛った木の粘土の表面に押つけて、木の粘土の接着面を平滑化します。

ダクト内径に合わせて、ダスト受けの取り付け用べニアをくり抜きます。

この時、2枚を合わせてダブルクリップで止め、一度に2枚分を切り出すと楽です。さらに内径が揃います😃。

木の粘土が固まったら、木工ボンドを塗り、ダクト側のダスト受け取り付け版を張り付けます。

ダスト受け側も、同じように、固まった粘土に木工ボンドを塗り、ダスト受け取り付け版を張り付けます。

この時、2枚のダスト受け取り付け版が、気密性確保のため、向き合わさる方が、べニア板の化粧面となる様に気を付けます。

木工ボンドが固まるまで待ちます😅。

3.ダスト受けの取り付け部の密閉加工

ダスト受けの取り付け部の密閉加工の前に、べニア板の補強をしておこうと思います。

べニア板と補強材の断面がL字型になれば、強度が増すと思います。

木製床板を切り出した時に出た、t3.0mmの端材を使ってダスト受け取り付け版を補強しようと思います。

1.0mmのドリルで45°づつ交互に短辺2か所×2、長辺4か所×4の穴を開けます。

2.0mmの釘に木工ボンドを塗り、頭が5.0mm程位まで、打ち込みます。

釘の頭がダスト受け取り付け版から飛び出さない様にニッパーで切り取ります(*1)。

釘の頭がべニア板にあると、気密性を保つ方法がめんどくさそうですので😅。
再び、木工ボンドが固まるのを待ちます😅。

2枚のべニア板の気密性保持用素材として、百均で使えそうなものを2種類購入してみました。
”すきまテープ”はパッケージを開けてみると、気密性は保てそうですが、べニアの4面を隙間なく取り付けるのにひと工夫必要そうです。

”強力スポンジ両面テープ”は、加工が単純なので、とりあえず、こちらで試すことにしました😅。

そのまま貼ると、段差や隙間ができるので、プチ工夫を加えます。

まずは4面に”強力スポンジ両面テープ”を軽く貼り付けます。この段階でしっかり貼ってしまうと後の処理が出来なくなります😅。
4隅に細工カッターで切り込みを入れます。普通のカッターだと切れが甘くなるので、隙間ができやすいと思います。

”強力スポンジ両面テープ”の重なっている部分をはがします。

そのあと、両面テープの接着面の保護シートをはがします。

このまま、ダクト側と合わせてしまうと、取り外せなくなるってしまうので、プチ工夫を加えます。

絶縁テープを内側に合わせて、両面テープに張り付けます。

そのあと、”強力スポンジ両面テープ”の重なっている部分をカットした位置とは別の位置で、細工カッターで絶縁テープをカットし、不要部分を剥します。

最後に、絶縁テープからはみ出している、両面テープも細工カッターでカットし、はがします。

最後に、ダクト側と合わせてダブルクリップで押さえ、両面テープ・絶縁テープ・べニア板を一体化させます。

ダスト受けが一応、出来ました。。

この後も、ダブルクリップで押さえたまま、次工程に入れば、両面テープ・絶縁テープ・べニア板がなじむ、はずです。。。。😅

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出典・引用・備考

*1:いわゆる、昔の”隠し釘”の技法です😅。
今は便利な、”隠し釘”、そのものが市販されていますが。。。😅