思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

段ボール製塗装ブースの改良(4):吸気ユニット/ファン部の作成

吸気ユニットのファン部を作成したいと思います。

1.使用するPC用ケースファン

最初は中古のPC用ケースファン2個を使う予定*1]でした。

メインファイルサーバーのメンテ準備”[*2]で中古PC用ケースファンがもう1個発生しましたので、計3個を使って、吸気ユニットのファン部を作成しようと思います。

何れも、長年の使用の結果、かなり埃が付着して、かなり汚れています😅。
一応、使用済み歯ブラシを使って、あらかたの埃は落としておきました😀。

2.ファン取り付けベースの作成

(1)ベースの切り出しと穴あけ

まずは、PCケース用ファン取り付け用べニア板の切り出し準備をします。

ファンはサイズが決まっているので、ある程度正しく切り出さないと、取り付けができません。

雑紙の裏側に図面を引きました。

ファンと取り付け時、互いに干渉することを避ける為に、ファン間には5.0mmの間隔を持たせてあります。

図面の大きさに切り出したべニア板2枚を化粧面が向かい合うようにして、図面と共にダブルクリップで止めます。

図面の上から、穴あけ位置にポンチでマーキングします。

念のため、図面の上からケースファンを置き、ポンチ位置とファンのネジ穴、丸穴の位置があっているか確認しました。

まずは、ケースファン中心位置のみにΦ1.0mmの穴を開けます。

ケースファン取付側のべニアのみ、ケースファン取り付けネジ穴として、各ファンの4隅にΦ1.0mmの穴を開けます。
ケースファン取付側、ダクト側、それぞれのべニア板にΦ74mm(R37mm)の穴を、サークルカッターでくり抜きます。

この時、バリが化粧面側に生じない様に、化粧面側からくり抜いていきます。

また、最初はサークルカッターを2回転程させて、筋を付け、ケースファンを現物合わせで、問題ないか確認しておきました。

小生は、今回こちらのサークルカッターを使いました。
ラチェット付きなので、片手で板を押さえ、もう片方の手でサークルカッターを回せるので便利です😃。

ファンにベースを載せて排気穴サイズの確認してみます。

一応、問題なさそうです😀。

ケールファンを取り付けるための穴を、Φ5mmの木工ビットで開けます。

ケースファンをベースに仮止めします。

ファン間の干渉もなく、塩梅が良さそうです(*3)😀。

このビスは、ピッチも通常のM4/M5ネジと異なり、タッピングビスになっています。

今回使ったケースファン取り付け用のビスはΦ4.5mmで、もともと、基本的にファンガードが固定されていたビスです。

PC関連用のネジケースを探したものの8本しか見つからりません。

発想を転換し、四隅の4本はM4ビスを使うことにしました。

四隅の4本はネジが飛び出すので、ファンガードを金網から作り、固定することにしました。

(2)ベースの補強

補強板を貼る位置の墨だしを忘れていました😅。

一回くり抜いた円盤を穴に戻して(*4)、補強板を貼る位置の墨だしを行います。

木製床下の切り出しで出た端材は、使い切ってしまいました。

木材ストックを確認したところt5.0mmⅹ10mmの角材が見つかりましたので、これをつかうことにしました。

今回は、ケースファンのサイズが決まっているので、長さも長辺・短辺共に長さをしっかりと図り、ミニテーブルソーで切り出しを行いました。

まず、補強板の長辺の両端から15mmぐらいに4カ所、Φ0.5mmの穴を開けます。

この穴にあらかじめ、ピン釘#22を差し込んでおき、背面側に出しておきます。

補強板にも、同じ位置にΦ0.5mmの穴を開けます。

補強板に木工ボンドを塗り、ベースに刺した釘を補強板側の穴に、軽く差し込みます。

ピン釘を頭を少し残すぐらいまで打ち込みます。

併せて、ベース板のピン釘のない部分もゴムハンマーでたたいて、補強板とベース板を密着させます。

長辺側に各辺5本ずつほぼ均等に、交互に斜めになる様に、Φ0.5mmの穴を開け、ピン釘を打ち込みます。

最後に、釘の頭をニッパーで切り取り、金槌で化粧面に釘が出ない状態になるまで、打ち込みます。

短辺側は、補強板をあらかじめ木工ボンドを塗り、ベースに張り付けておておきます。
短辺側は、計4カ所、Φ0.5mmの穴を開けてから、ピン釘を、釘の頭が少し残るぐらいまで打ち込みます。

打ち込んだら、長辺側と同じように、釘の頭をニッパーで切り取り、金槌で化粧面に釘が出ない状態になるまで、打ち込みます。

(3)ファン取り付け面の密閉加工

ファン取り付け側、ダクト側共の密閉加工を行います。

再び、くり抜いた円盤を穴にはめ、化粧面をマスキングテープで止めます(*5)。

補強材を取り付けてしまったので、このままでは、サークルカッターで切る際に難儀することに気が付きました。

そこで、t10.0mm以上の端材を用意しました。

円盤のカット位置とファンの各隅がすべておおわれる様に、スポンジ両面テープを貼ります。
両面テープの保護材を剥した後、絶縁テープ(*6)を隙間なく、両面テープに張り付けていきます。
化粧面側から、サークルカッターで、両面テープと絶縁テープをカットします。



すべての穴を同様に切り抜きます。

ファン取り付け用ネジ穴部分は、テープで隠れているので、丸のみでくり抜きます。

(4)ダクト接続面の密閉加工
ファン取り付け面と同じように、両面テープと絶縁テープを貼ります。

ただし、こちら側は、ダクト外との密閉性を保つためなので、4辺とファン間をシールする感じで張り付けます。

ファン間の部分は、両面テープと絶縁テープが穴に掛かっていますので、サークルカッターで切り取ります。

ファン取り付けネジ穴を丸のみでくり抜きます。

(5)ファンの取り付け
ダクト接続面側から平ネジでファンを止めます。

平ネジをシールにしっかり食い込む様にします。

内側の6カ所はケースファンガード取り付け用の特殊ネジを使いました。

四隅はM4ボルトナットでファンを固定しました。

あと、ボルトの先が出ていると引っ掛けてけがをしそうなので、化粧ナットを取り付けておきました。

ファンへの給電用パーツとファンガードは、待ち時間の生じるダクト作成中に行おうと思います。

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出典・引用・備考

*1:

*2:

*3:小生だけかもしれませんが、化粧面からみると、なんかグラフィックボードを横から見ている様な形に見えてしまいます😅。

*4:場当たり的に作業をしていますので、どの円盤がどこから切り出したのか、マーキングしていたわけではないので、わからくなっていました😅。
微妙に円盤の直径が異なり、ほどんどジグソーパズル状態でした。。。。。😅

*5:はみ出た、両面テープと絶縁テープををサークルカッターで切る際の中心が欲しかったためです😅。
ここも場当たり的な対処をしています😅。

*6:別に絶縁テープではなく、普通のビニールテープでも良いのですが、手元のストックが絶縁テープだけだったもので。。😅