吸気ユニットのファン部を作成したいと思います。
1.使用するPC用ケースファン
最初は中古のPC用ケースファン2個を使う予定[*1]でした。
”メインファイルサーバーのメンテ準備”[*2]で中古PC用ケースファンがもう1個発生しましたので、計3個を使って、吸気ユニットのファン部を作成しようと思います。
2.ファン取り付けベースの作成
(1)ベースの切り出しと穴あけ
まずは、PCケース用ファン取り付け用べニア板の切り出し準備をします。
ファンはサイズが決まっているので、ある程度正しく切り出さないと、取り付けができません。
ファンと取り付け時、互いに干渉することを避ける為に、ファン間には5.0mmの間隔を持たせてあります。
図面の上から、穴あけ位置にポンチでマーキングします。
まずは、ケースファン中心位置のみにΦ1.0mmの穴を開けます。
この時、バリが化粧面側に生じない様に、化粧面側からくり抜いていきます。
また、最初はサークルカッターを2回転程させて、筋を付け、ケースファンを現物合わせで、問題ないか確認しておきました。
小生は、今回こちらのサークルカッターを使いました。
ラチェット付きなので、片手で板を押さえ、もう片方の手でサークルカッターを回せるので便利です😃。
ファンにベースを載せて排気穴サイズの確認してみます。
一応、問題なさそうです😀。
ケースファンをベースに仮止めします。
ファン間の干渉もなく、塩梅が良さそうです(*3)😀。
今回使ったケースファン取り付け用のビスはΦ4.5mmで、もともと、基本的にファンガードが固定されていたビスです。
PC関連用のネジケースを探したものの8本しか見つからりません。
発想を転換し、四隅の4本はM4ビスを使うことにしました。
四隅の4本はネジが飛び出すので、ファンガードを金網から作り、固定することにしました。
(2)ベースの補強
補強板を貼る位置の墨だしを忘れていました😅。
一回くり抜いた円盤を穴に戻して(*4)、補強板を貼る位置の墨だしを行います。
木材ストックを確認したところt5.0mmⅹ10mmの角材が見つかりましたので、これをつかうことにしました。
今回は、ケースファンのサイズが決まっているので、長さも長辺・短辺共に長さをしっかりと図り、ミニテーブルソーで切り出しを行いました。
この穴にあらかじめ、ピン釘#22を差し込んでおき、背面側に出しておきます。
補強板に木工ボンドを塗り、ベースに刺した釘を補強板側の穴に、軽く差し込みます。
併せて、ベース板のピン釘のない部分もゴムハンマーでたたいて、補強板とベース板を密着させます。
最後に、釘の頭をニッパーで切り取り、金槌で化粧面に釘が出ない状態になるまで、打ち込みます。
打ち込んだら、長辺側と同じように、釘の頭をニッパーで切り取り、金槌で化粧面に釘が出ない状態になるまで、打ち込みます。
(3)ファン取り付け面の密閉加工
ファン取り付け側、ダクト側共の密閉加工を行います。
再び、くり抜いた円盤を穴にはめ、化粧面をマスキングテープで止めます(*5)。
そこで、t10.0mm以上の端材を用意しました。
ファン取り付け用ネジ穴部分は、テープで隠れているので、丸のみでくり抜きます。
(4)ダクト接続面の密閉加工
ただし、こちら側は、ダクト外との密閉性を保つためなので、4辺とファン間をシールする感じで張り付けます。
ファン取り付けネジ穴を丸のみでくり抜きます。
(5)ファンの取り付け
平ネジをシールにしっかり食い込む様にします。
四隅はM4ボルトナットでファンを固定しました。
あと、ボルトの先が出ていると引っ掛けてけがをしそうなので、化粧ナットを取り付けておきました。
ファンへの給電用パーツとファンガードは、待ち時間の生じるダクト作成中に行おうと思います。