"【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「4」:スロ34の制作(4)「窓枠抜きと車体側面補強」"と、かなりかぶっている部分がありますが、ご容赦いただければ幸いです。🙇♂️
一部作業が、"【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「4」:スロ34の制作(4)"と若干異なっているため、健忘禄として記録しました。🙇♂️
1.車体側面窓枠の切り抜き
車体側面窓をガイドに極細の油性マジックでカットする部分を墨だしします。
今回は、窓枠パーツに、窓枠と窓の線が入っていない窓枠パーツを使いましたので、切り抜き時の誤カットの未然防止に役立つと考えました。
実際、油性マジックの線がはっきりし、細工カッターの刃が入れやすくなっています。
切り抜き時、窓枠の上下は一直線になるように、丁寧にカットしていきます。
2.車体側面補強
(1)下準備
今回も、車体側面補強材は、屋根側は2mm×2mm*1の木材を、裾側は3mm×3mmの真鍮製L アングルを利用します。
屋根側補強材の2mm×2mmの木材を、車体側面・糊代間の幅より3mmほど短く切り出します*2。
(2)屋根側補強材の取り付け
車体側面パーツを切り出した段階で、補強材取り付け位置の墨だしは終わっていますので、墨だし線に合わせて屋根側補強材を木工ボンドで貼り付けます。
(3)裾部補強材の取り付け
作業手順としては、"【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「4」:スロ34の制作(4)"と基本的に同じですが、一部異なっているので、健忘禄代りに詳述致します。
裾側は、3mm×3mmの真鍮製Lアングルを使用します*3
Lアングルは、車体側面と接着する側をまずは、番数の小さい紙やすりで、軽く凹凸を付けます。
続いて、真鍮製のLアングルに、さらに凹凸を付けます。具体的には、時計回り方向45度、反時計回方向に45度、平やすりで傷をつけます。
スロ34の場合と同じ接着剤を使います。
車体側面パーツを切り出した段階で、補強材取り付け位置の墨だしは終わっていますので、この裾部の墨だし線に合わせて、真鍮製L アングルを車体側面に張り付けます。
3.クランプで締めて、しばし放置
車体屋根側の木材と車体側面の紙は、お互い木工ボンドを吸い込んで、しっかり固着してくれるので、特にクランプで締め付ける必要はありません。
一方、材質の異なる真鍮と紙とを接着する裾部はより、しっかりと抑えてあげないと、はがれやすくなります*4。
不要な平板*5を用いて、表側の紙を保護します。
車体内側には、やはりt3mm、H5mmぐらいの不要な板を宛木にします*6。この時、車体内側の宛木と車体側面が、接着剤で固着しないよう、クッキングシートを間にかませます。
表と裏の宛木をクランプ軽く締めて、真鍮製のLアングルが、紙製の車体側面をしっかりと固着するようにします。
この後、真鍮製のLアングルが、紙製の車体側面としっかりと固着するまで、また、しばし、放置します😅。
今後の予定
車体側面補強材が固着した後は、車体組み立てに入ります。スロ34とオロの制作でどちらかを待つ必要がなくなる上、1両毎に作業するのは非効率なのでl、2両同時に作業を進めていきます。
次回は、”【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「4/5」:スロ34/オロ40の制作(5)"の予定です。
なお、”【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「5」:オロ40の制作(4)”は欠番になります😅。
出典・引用・備考
*1:通常、小生は3mm×3mmを使うことが多いのですが、2mm×2mmしかストックがなかったものですから😅。
*2:3mmほど短くする理由は、糊代が補強材側に90°折れ曲がってくるのと、車室とデッキ部の仕切りパーツが内側に来ますので、若干の遊びが必要になります。
*3:裾側のLアングルは、車体をしっかりと補強材としてくれるだけではなく、室内灯を取り付ける際の導通材としての役割も受け持ちます。
また、室内のディティールアップのために、椅子を配置する際に、ディティールアップ用車内パーツとの干渉が少なくなるので便利です。
*4:真鍮に凹凸を付けたのも、接着剤と真鍮との接触面を増やすためです。
*5:自分は、車両の修復作業で出た、廃材の木製床板を活用しています。
*6:車体内側の宛木は、Lアングルのゆがみ補正の役割も担ってくれます