思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「3」:スハニ32の制作(3)

1.車体の組み上げ

(1)車体への補強材取り付け

側板に屋根側補強用3mm×3mmの木材を取り付け、裾側にKSモデルの真鍮アングル3.0×3.0を取り付けます。袖側に真鍮アングルを用いたのは、強度向上の目的もありますが、車内電飾用の導通材としても活用するためです。

何れも、木材も真鍮アングルも、貨物(荷物)用ドア部には逃がしのため、1.5mmほど切り欠きを入れておきます。

裾部は木製床板の厚み(3mm)分、裾から、3mm部分*1に、鍮アングル3.0×3.0を張り付けます。

車体側面と屋根部との境にも3mm×3mmの木材を張り付けます。

(2)車体中央部の組み立て

車体側面の糊代を曲げ、糊代とデッキ部ドアを接合し、箱型に成形します。

糊代部分とデッキ部ドア部分は、小さめのダブルクリップで挟んであげると、しっかりと結合できます。

(3)デッキ部の組み立て

あらかじめ組み立てておいた、妻面にドア部を接合し、コの字型に加工します。

妻面とドア部の接合に際しては、角の補強に、100均で売っているマッチの軸*2を利用します。

車体中央部妻面とデッキドアが完全に固着するまで放置します。

(4)車体中央部とデッキ部の接合

デッキ部ドアの車体側に、マッチの軸を固着させます。

ある程度、固着するまで放置する方が次の作業が楽です。

デッキ部のコの字型パーツを車体中央部に接合し、全体が固着するまで、放置します。

あと、車体内側・デッキ側に、床材の端切れを補強材として取り付けると、強度が増すだけではなく、車体のゆがみが抑えられます。

 

2.屋根の取り付け

別途、木材から切り出し・カンナ掛け・紙やすりで一次成形していた、屋根を車体に乗せて確認を行います。

接着せずに車体に乗せて、サイズや屋根のRを確認し、カンナや紙やすりで修正微修正を行います。多少削りすぎてもご愛嬌。後で、木工用パテで補修すれば、問題ありm左縁。

調整が終わったら、木工用ボンドで屋根を車両本体に接合します。

適当な床板*3を仮の床面にして、クランプで固定します。

クランプ固定のポイントは、屋根と車体が密着する程度とし、力を加えすぎないようにしないと、車体が歪んでしまいます。

屋根と車体が固着するまで、また、しばらく放置します(^^;;。

 

*1:今回は床板に3mmの木製床板を使うので、3mm開けます。

*2:ちょうどで、痒い所に手が届くサイズで、リーズナブル。

*3:失敗したり、他車改修で出た廃材等