思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【1/80,16.5mm】”KATO”から”Kadee”にカプラ交換[2]:ワム80000(3)「カプラ高さ調整テスト」

真面目にカプラポケットカバーの修理をした所、ナックルが下がることはなくなりました。
ただ、ナックルの高さが”Kadee高さ基準器#205”よりも微妙に低いので、カプラスペーサーを作って、高さ調整をしてみようと思います。

1. カプラスペーサー作成

カプラポケット(*1)内に収めるスペーサーをt0.1mmのプラバンから作成しようと思います。

確認した図面[*2]では、”Kadee#58”と”KATO#Z33-5103”では、シャンク厚さに0.3mmの差があります。

”Kadee#58”にはカプラ復元用パーツがあり、このパーツの厚さは0.1mmです。
単純にt0.3mmのプラバンからスペーサーを作成すると、カプラが動かなくなる可能性もあります😅。

そこで、試作としてt0.1mmのプラバンからスペーサーを3枚切り出して、
t0.1mm、t0.2mm、t0.3mmでナックル高さとカプラの可動への影響を確認してから、スペーサーをプチ量産しようと思います😀。

t0.1mmのプラバン(*3)は、表面がざらついているので、シャーペンで10mm×5mm切り出し線を書いておきます。
また、カプラ軸中心もシャーペンで線を引いておきます。
カプラ軸位置を細工カッターと円形テンプレートで、φ3.5mmの穴をくりぬきます(*4)。
細工カッターで切り出します。

2. カプラ高さ確認

(1)スペーサー:t0.1mmの場合
カプラポケットカバーを外して、スペーサーを1枚かませてから、カプラポケットカバーを戻します。
ナックルの高さ位置は、”Kadee高さ基準器#205”とおおむね同じになりました。カプラ復元パーツも機能します。
(2)スペーサー:t0.2mm(t0.1mm×2)の場合
ナックルの高さ位置は、”Kadee高さ基準器#205”とほぼ同じになりました。
ただ、カプラを指ではじくと若干、復元しにくい感じもします。
(3)スペーサー:t0.3mm(t0.1mm×3)の場合
ナックルの高さ位置は、”Kadee高さ基準器#205”と同じになりました。
ただ、カプラは自然に復元しなくなりました😅。
(4)発想の転換:組み立て順序の変更

スペーサー:t0.2mm(t0.1mm×2)の場合、若干、カプラが引っかかる感じがしたのは、プラシートの表面がざらついているせいかもしれません😅。

そこで、カプラの組み立て順序を変更して、試してみることにしました😀。

まずは、カプラポケットにカプラ本体を取り付け。
次に、カプラ復元用パーツを載せます。
次に、t0.1mmスペーサーを載せてから、カプラポケットカバーを固定します。
これで、”数値的”には、”t0.2mm(t0.1mm×2)”と同じ効果が得られている(はず)です😅。
ナックルの高さ位置は、”Kadee高さ基準器#205”とほぼ同じです😀。
また、カプラを指ではじくと、きれいに復元してくれます😀。

カプラの上下の遊びも悪くないようなので、”カプラ組み立て順序変更”+”t0.1mmプラ製スペーサー”でほかの車両もカプラを交換していこうと思います。

【次回に続く】

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出典・引用・備考

*1:”coupler”、外来語のカタカナ言葉を書くときに、歳をとっても悩むことが多いです😅。
英語の発音に近いのは”カプラァ”でしょうし、
分野によって”カプラ”、”カプラー”と表記が異なっていますし😅。。。
”coupler”に限らず、学際分野のペーパーで外来語を使うときはカタカナ言葉を避けて、英語の発音に近い表記にしたことも多々ありました😅。
結局、ペーパーでない場合には、文字数等で両者を混在させてしまうことが多々あります😅。。。
カタカナ言葉は難しい😑。。。。

*2:

*3:プラバンと言うよりは、完全なプラシートですが😅。

*4:綺麗に円形にくり抜けていません。テストだと思うと、丁寧さに欠けてしまいます😅。