思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.4】ファイルサーバーのメンテ(15):システム設定[1]:NISとsshの設定

一通り、一時領域用ファイルサーバーの”物理的メンテナンス”が基本的に終わりましたので、ソフト的設定を行っていきます(*1)。【注*2

小生の、”作業記録”&”健忘禄”&”拙宅標準手順書もどき”になっておりますことをご容赦頂ければ幸いです。m(_o_)m

1. NISクライアント設定

(1)rc.confの修正

まず、マシンをNISクライアントにするためにシステム設定を変更します。

root@filesv:# vipw ; 下記、黄色字部分を追加。

 

[..]

# Network Information Services (NIS) options: All need portmap_enable="YES" ###
nisdomainname="nisdomain"

portmap_enable="YES"

nis_client_enable="YES"         # We're an NIS client (or NO).

 

root@filesv:# reboot ; 設定を有効にするために再起動。
(2)/etc/passwdの修正

NISマップにある認証情報を利用できるように/etc/passwdを修正します。

root@filesv:# vipw ; 下記、黄色字部分を追加。

 

[..]
+:*::::::::
(3)/etc/groupの修正

NISマップにある認証情報を利用できるように/etc/groupを修正します。

また、rootになれるユーザーを追加します。

root@filesv:# vi /etc/group ; 下記、黄色字部分を追加。

 

wheel:*:0:root,[admin_user]
daemon:*:1:
kmem:*:2:
sys:*:3:
tty:*:4:
operator:*:5:root,[admin_user]

[..]
+:*::

(4)確認
  •  NISマップ、passwordが引けるかを確認します。
root@filesv:# ypcat passwd ; NISマップ、passwordが引けるかを確認する。
  • 確認出来たら、”TeraTerm”等でtelnet接続して、ログインできることを確認します。
  • ”rootになれるユーザー”が”rootになれるかを確認します。

2. sshd設定の変更

今回はハードウェアのメンテナンスと各種ハードのテストのために、あえて、アンセキュア”rootでのsshd接続”を許可していました[*3]😅。

この設定は、セキュリティホールになりえるので、この穴をふさいでおく必要があります😀。

root@filesv:# cd /etc/ssh ; /etcに移動。
root@filesv:#  vi sshd_config ; sshd_configファイルを修正。
  • 以下の黄色字部分を修正
《変更前》 《変更後》

[..]

#PermitRootLogin no

PermitRootLogin yes

[..]

PermitRootLogin no

#PermitRootLogin yes

sshdを再起動します。

root@filesv:# service sshd restart ; sshdを再起動。
  • TeraTerm”等でtelnet接続して、"root"でログインできなくなっていることを確認します。
  • ユーザー”がtelnet接続でログインできることを確認します。
  • 念のため、”rootになれるユーザー”が”rootになれるかを再び、確認しておきます。

【次回に続く予定】

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出典・引用・備考

*1:過去投稿とかなりかぶりますが、ご容赦頂ければ幸いです。

*2:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*3: