思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「6」:マイテ49の制作(6)「展望デッキ再仮組と作成手順の検討」

展望デッキの取り付け方法の組立図面が出来ましたので、念のため、仮組して検証します。

1.追加パーツ確認

復刻版小高模型マロテ49ペーパーキットに含まれない、追加パーツ(自家製パーツに変更分含む)を整理しておきます。

(1)パーツ配置図面

前回投稿の図面[*1]”にパーツ番号を記載して、微修正を加えました。(小生の健忘禄です😅。)

(2)追加パーツ
バーツ番号 パーツ名 個数
t1.0mm×L10.0mm×W5.0mm 真鍮版 2枚
2.0mm×3.0mm×L20.0mm Lアングル 2本
3.0mm×3.0mm側面補助Lアングル 2本
t0.5mmプラ製絶縁ギャップ 2個
t0.5mm×W30.0mmプラ補強。 2枚
尾灯パーツ 2個
乗降デッキ扉 2枚

※パーツ番号④は、展望デッキ真鍮パーツなので、上記リストには含めていません。

2.再仮組と検証

(1)カプラ押さえパーツの再制作

前に作成したカプラ押さえパーツが十分に役割を果たしていないため、ナックルが微妙に下がっていたようです。
思案の末、カプラ押さえパーツをナットにしてしまえばよいのではと考え、カプラ押さえパーツを再制作する事にしました。

今回は厚さが欲しいので、t1.5mm×W5.0mm×L5.0mmのプラバンを、t1.0mm×W5.0mm×L15.0mmのプラバンに張り合わせて制作する事にしました。

最終的には、各部をやすりで削って、現物合わせをしました。
(2)展望デッキカプラポケットの小加工

これまでは、テープなどで仮組をしてきましたが、ナックルの位置が微妙にずれる状態では、最終的な判断ができません。
このため、展望デッキカプラに小加工を施して、カプラを固定することにしました。

ポケットにカプラ取り付け穴を開ける為に、”最初に作成した図面[*2 ]”を元に、ケガキ線を引きます。

展望デッキカプラポケットに、今回製作したカプラ押さえパーツと、仮の追加押さえパーツ*3を押し込みます。

まずは、ケガキ線が交差している穴あけ位置に、Φ1.0mmのドリルで穴あけをします。

Kadeeカプラ#58をカプラポケットに差し込んだ後、ドリルを穿孔した穴に入れ、正しい位置に穿孔できてるか確認します。
展望デッキ側の穴をΦ2.0mmのドリルで穴を広げます*4

カプラポケットの内側に、穿孔した際のバリが出ています。
このバリをきれいに取り除かないと、カプラの左右動作に干渉します。

ミニハンドグラインダ*5(リューター)で、カプラポケットの内側を舐めるようにやすり掛けし、バリをきれいに取り去ります。

今まで使っていたミニハンドグラインダが昇天*6してしまったので、今回は新たに調達した、こちらを使いました。

  • とりあえず、安いので良いや。と思って買ったのですが、コスパが良かったです😃。
  • コンパクトなので、小径の穴あけにも使いが勝手が良かったです😃。
  • 難点は、ON/OFFスイッチ兼回転数変更ボタンの位置が微妙で、最初の内は、ON/OFFがしにくかったところです。
    最も、使っているうちに、すぐに慣れたので問題ありませんが。
(3)カプラ押さえパーツのナット化

展望デッキカプラポケットに穴あけした際に、カプラ押さえパーツにも、正確な位置に穴が開いています。

この穴にタップを切り、カプラ押さえパーツをナット化します。

たとえ、先々、このプラ製ナットがダメになっても、このカプラ押さえパーツを基準パーツにして、再制作すれば問題ないのでメンテナンス性もよくなる気がします。

(4)展望デッキカプラ仮組確認
M2ネジを使って、展望デッキにカプラを取り付けてみます。
カプラ中心線とデッキ垂直手すりが、見た目で直角になっているので、ナックルが下がっている感じがなくなりました。
(5)展望デッキ仮組

全体を仮組してみます。若干、展望デッキ側のカプラが下がってい様に見えます。

マスキングテープを用いての仮組ですので、展望デッキ自体が若干、カプラ側に下がっているので、許容範囲と考えます*7

余談ですが、この段階で、こんなに高さ調整が必要になるのか考えてみたのですが、復刻版とは言え、小高模型さん時代の金型を用いている[*8]、*9*10ようなので、ベーカーカプラを前提にしているせいなのかな。と憶測してしまいました。
ベーカーカプラが、標準的な時代の製品ですし。

3.制作手順(仮)

完全に小生の制作手順健忘禄です😅*11。ご容赦頂ければ幸いです🙇‍♂️。

(1)下準備

丸数字付青文字は上記パーツ配置図面中/追加パーツリストのパーツ番号とパーツ名

  1. ①t1.0mm×L10.0mm×W5.0mm」の真鍮版を2枚、切り出し。
  2. ②2.0mm×3.0mm×L20.0mm」のLアングルを2本、切り出し。
  3. ③側面補助Lアングル」の床面側に、「①t1.0mm×L10.0mm×W5.0mm」を半田付けする。
  4. ④展望デッキパーツ」の床下側に、「②2.0mm×3.0mm×L20.0mm」のLアングルを半田付けする。
  5. ④展望デッキパーツ」に「⑦尾灯パーツ」を半田付け。
  6. 」を、無水メタノールで、超音波洗浄する。
  7. 洗浄した「」に、金属用プライマリーを塗布する。
    #紙製パーツと真鍮製パーツを接合した後で、真鍮製パーツにだけプライマリー処理するのは大変そうなので😅。
(2)組立
  1. 車体側面パーツに、袖部から3mm毎、2本の取り付け線を墨だしする。
  2. 車体側面パーツに、窓枠パーツを張り付ける。
  3. 車体側面パーツの裾側1本目の墨だし線に合わせて、側面補強用の「③側面補助Lアングル」と屋根側補強パーツを取り付ける。
  4. ③側面補助Lアングル」を展望デッキ側から15.0mmの位置で、0.5mmの幅にて切断する。
  5. 切断部分には、「⑤0.5mmのプラ製絶縁ギャップ」をかまして、絶縁処理する。
    #側面補強用Lアングルは、導通材として活用するので、このギャップで短絡を防止。
  6. ③側面補助Lアングル」の上端に合わせて、「⑥t0.5mm×W30.0mmプラ補強版」を車体側面内側に張り付ける。
  7. 車体の組み立てる。
  8. 乗降デッキ部分の組み立てる。
  9. 車体と乗降デッキを接合。
  10. 屋根を取り付ける。
  11. 」を車体に取り付ける。
  12. 雨樋などのパーツを張り付ける。
  13. 塗装。

実際の作業では、さらに細かい作業が入ると思いますが、こんな工程で問題ないと思います(思いたいです😅)。

やっと、実作業に入れます😃。

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出典・引用・備考

*1:

www.diy-gedankenexperiment.jp

*2:

www.diy-gedankenexperiment.jp

*3:Kadeeカプラポケットとカプラ押さえパーツを密着させるための仮パーツです。

*4:展望デッキ側にはネジを切らず、プラバンナットで固定することに変更したので、M2ビスが通る穴に加工しておきます。

*5:リューターより、ミニハンドグラインダの方が一般的なようですので、今後は、ミニハンドグラインダの用語を使うようにします

*6:30年ぐらい使ったかもしれません😅。

*7:ここまで調整できれば、センターピンへのスペーサー調整と床板の小加工で、±0.3mm程度までの高さ調整は容易ですので、問題ないと思います。😃

*8:"小高模型 ペーパーキット"、https://www.echomodel.com/index.php?%E5%B0%8F%E9%AB%98%E6%A8%A1%E5%9E%8Bエコーモデル、最終閲覧日2024年9月4日

*9:久しぶりに、エコーモデルさんの当該ページを拝見したら、”マロテ49”、”マロテ49展望デッキ”共に欠品中の様です😅。
手に入らなく前にとおもい、買っておいてよかった~~😅。

*10:581/583系も作りたい車両だったので、”クハネ581”、”クハネ583”も”マロテ49”と一緒に買ったのですが、こちらも欠品中になっていました。

*11:整理しておかないと、工程を飛ばしてしまって、後から、”へこむ”ことが多いもので。。。😅