展望デッキの取り付け方法の組立図面が出来ましたので、念のため、仮組して検証します。
1.追加パーツ確認
復刻版小高模型マロテ49ペーパーキットに含まれない、追加パーツ(自家製パーツに変更分含む)を整理しておきます。
(1)パーツ配置図面
”前回投稿の図面[*1]”にパーツ番号を記載して、微修正を加えました。(小生の健忘禄です😅。)
(2)追加パーツ
バーツ番号 | パーツ名 | 個数 |
① | t1.0mm×L10.0mm×W5.0mm 真鍮版 | 2枚 |
② | 2.0mm×3.0mm×L20.0mm Lアングル | 2本 |
③ | 3.0mm×3.0mm側面補助Lアングル | 2本 |
⑤ | t0.5mmプラ製絶縁ギャップ | 2個 |
⑥ | t0.5mm×W30.0mmプラ補強。 | 2枚 |
⑦ | 尾灯パーツ | 2個 |
⑧ | 乗降デッキ扉 | 2枚 |
※パーツ番号④は、展望デッキ真鍮パーツなので、上記リストには含めていません。
2.再仮組と検証
(1)カプラ押さえパーツの再制作
前に作成したカプラ押さえパーツが十分に役割を果たしていないため、ナックルが微妙に下がっていたようです。
思案の末、カプラ押さえパーツをナットにしてしまえばよいのではと考え、カプラ押さえパーツを再制作する事にしました。
今回は厚さが欲しいので、t1.5mm×W5.0mm×L5.0mmのプラバンを、t1.0mm×W5.0mm×L15.0mmのプラバンに張り合わせて制作する事にしました。
(2)展望デッキカプラポケットの小加工
これまでは、テープなどで仮組をしてきましたが、ナックルの位置が微妙にずれる状態では、最終的な判断ができません。
このため、展望デッキカプラに小加工を施して、カプラを固定することにしました。
まずは、ケガキ線が交差している穴あけ位置に、Φ1.0mmのドリルで穴あけをします。
カプラポケットの内側に、穿孔した際のバリが出ています。
このバリをきれいに取り除かないと、カプラの左右動作に干渉します。
ミニハンドグラインダ*5(リューター)で、カプラポケットの内側を舐めるようにやすり掛けし、バリをきれいに取り去ります。
今まで使っていたミニハンドグラインダが昇天*6してしまったので、今回は新たに調達した、こちらを使いました。
- とりあえず、安いので良いや。と思って買ったのですが、コスパが良かったです😃。
- コンパクトなので、小径の穴あけにも使いが勝手が良かったです😃。
- 難点は、ON/OFFスイッチ兼回転数変更ボタンの位置が微妙で、最初の内は、ON/OFFがしにくかったところです。
最も、使っているうちに、すぐに慣れたので問題ありませんが。
(3)カプラ押さえパーツのナット化
展望デッキカプラポケットに穴あけした際に、カプラ押さえパーツにも、正確な位置に穴が開いています。
たとえ、先々、このプラ製ナットがダメになっても、このカプラ押さえパーツを基準パーツにして、再制作すれば問題ないのでメンテナンス性もよくなる気がします。
(4)展望デッキカプラ仮組確認
(5)展望デッキ仮組
全体を仮組してみます。若干、展望デッキ側のカプラが下がってい様に見えます。
マスキングテープを用いての仮組ですので、展望デッキ自体が若干、カプラ側に下がっているので、許容範囲と考えます*7。
余談ですが、この段階で、こんなに高さ調整が必要になるのか考えてみたのですが、復刻版とは言え、小高模型さん時代の金型を用いている[*8]、*9、*10ようなので、ベーカーカプラを前提にしているせいなのかな。と憶測してしまいました。
ベーカーカプラが、標準的な時代の製品ですし。
3.制作手順(仮)
完全に小生の制作手順健忘禄です😅*11。ご容赦頂ければ幸いです🙇♂️。
(1)下準備
※丸数字付青文字は上記パーツ配置図面中/追加パーツリストのパーツ番号とパーツ名
- 「①t1.0mm×L10.0mm×W5.0mm」の真鍮版を2枚、切り出し。
- 「②2.0mm×3.0mm×L20.0mm」のLアングルを2本、切り出し。
- 「③側面補助Lアングル」の床面側に、「①t1.0mm×L10.0mm×W5.0mm」を半田付けする。
- 「④展望デッキパーツ」の床下側に、「②2.0mm×3.0mm×L20.0mm」のLアングルを半田付けする。
- 「④展望デッキパーツ」に「⑦尾灯パーツ」を半田付け。
- 「②+④」を、無水メタノールで、超音波洗浄する。
- 洗浄した「②+④」に、金属用プライマリーを塗布する。
#紙製パーツと真鍮製パーツを接合した後で、真鍮製パーツにだけプライマリー処理するのは大変そうなので😅。
(2)組立
- 車体側面パーツに、袖部から3mm毎、2本の取り付け線を墨だしする。
- 車体側面パーツに、窓枠パーツを張り付ける。
- 車体側面パーツの裾側1本目の墨だし線に合わせて、側面補強用の「③側面補助Lアングル」と屋根側補強パーツを取り付ける。
- 「③側面補助Lアングル」を展望デッキ側から15.0mmの位置で、0.5mmの幅にて切断する。
- 切断部分には、「⑤0.5mmのプラ製絶縁ギャップ」をかまして、絶縁処理する。
#側面補強用Lアングルは、導通材として活用するので、このギャップで短絡を防止。 - 「③側面補助Lアングル」の上端に合わせて、「⑥t0.5mm×W30.0mmプラ補強版」を車体側面内側に張り付ける。
- 車体の組み立てる。
- 乗降デッキ部分の組み立てる。
- 車体と乗降デッキを接合。
- 屋根を取り付ける。
- 「②+④」を車体に取り付ける。
- 雨樋などのパーツを張り付ける。
- 塗装。
実際の作業では、さらに細かい作業が入ると思いますが、こんな工程で問題ないと思います(思いたいです😅)。
やっと、実作業に入れます😃。
出典・引用・備考
*1:
*2:
*3:Kadeeカプラポケットとカプラ押さえパーツを密着させるための仮パーツです。
*4:展望デッキ側にはネジを切らず、プラバンナットで固定することに変更したので、M2ビスが通る穴に加工しておきます。
*5:リューターより、ミニハンドグラインダの方が一般的なようですので、今後は、ミニハンドグラインダの用語を使うようにします
*6:30年ぐらい使ったかもしれません😅。
*7:ここまで調整できれば、センターピンへのスペーサー調整と床板の小加工で、±0.3mm程度までの高さ調整は容易ですので、問題ないと思います。😃
*8:"小高模型 ペーパーキット"、https://www.echomodel.com/index.php?%E5%B0%8F%E9%AB%98%E6%A8%A1%E5%9E%8B、エコーモデル、最終閲覧日2024年9月4日
*9:久しぶりに、エコーモデルさんの当該ページを拝見したら、”マロテ49”、”マロテ49展望デッキ”共に欠品中の様です😅。
手に入らなく前にとおもい、買っておいてよかった~~😅。
*10:581/583系も作りたい車両だったので、”クハネ581”、”クハネ583”も”マロテ49”と一緒に買ったのですが、こちらも欠品中になっていました。
*11:整理しておかないと、工程を飛ばしてしまって、後から、”へこむ”ことが多いもので。。。😅