思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【1/80,16.5mm】復活つばめ制作「4&5」:スロ34/オロ40の制作(5)「車体の組上げ」

マイテ49のパーツ取付位置関係図を作成する前に、待ち時間の生じる、スロ34/オロ40の車体の組上げを行いたいと思います。

1.車室の組み立て

(1)谷折り線の墨だし

まず、長めの直線定規を作業マット(もしくは作業台*1)に養生テープ*2で固定します。

片方の車体側面の裾を直線定規に合わせておき、左右の糊代部分に三角定規*3を使って、車体裾と谷折り部分が垂直になる様に、谷折り用の線を墨だしします*4,*5

もう1枚の車体側面に、谷折りの垂直線を墨だしした車体側面パーツを重ねます。

続いて、左右の谷折り用垂直線間の長さが同じになる様に、谷折り垂直線の左右位置をマーキングします。

谷折り垂直線の位置をマーキングに合わせて、1枚目と同じく直線定規と三角定規を使って谷折り用垂直線を引きます。

(2)車体側面パーツと車室・デッキ仕切りパーツの接合

糊代を切り取ってしまわないようにしつつ、墨だしした、谷折り用垂直線を細工カッターで、軽く切り込みを入れます。

2つの直線定規を使って、谷折り部分を直角に折り曲げます*6

一方の車体側面パーツの糊代に木工ボンドを塗り、車室・デッキ仕切りパーツを張り付けます。
もう一方の車体側面の片方に木工ボンドを塗り、作業マット上の長尺定規をガイドして、車体側面パーツの裾が一直線になる様に貼り付けます。


最後に、残った一つの糊代に、木工ボンドを塗り、全体が箱型になるようにして組み上げます。

この時、最後に張り合わせて木工ボンドが固まり始める前に、車体が平面の作業台上でがたつかない様に手際よく、形を整えます。
上から見て、多少台形になっていても、この段階では気にしなくても問題ありません。
後から四隅を直角に補正しますので。

しっかりと、車体側面パーツと車室・デッキ仕切りパーツが固着するように、車室・デッキ仕切りパーツと車体側面パーツ糊代を張り付け場所を、上下からダブルクリップで固定しておきます。

ある程度、木工ボンドが固まるまで、半日程*7、放置します。

2.車室四隅の補強

(1)直角ガイドの準備

厚さ4mm以上の端材を準備します*8

車体組み上げの際に利用した直線定規に、三角定規を一旦、養生テープで固定します。

これで、直線定規に対する垂直線が出せますので、三角定規のもう一辺をガイドに、端材を養生テープで作業台に固定します。

(2)補強材の貼り付け

マッチ棒を長さ2cmにカットしたものを”4本×2*9=8本”、準備します。

ダブルクリップを車体から取り外し、端材と定規をガイドに、車体をマスキングテープで作業台に固定します。

カットしたマッチ棒に木工ボンドを塗りつけ、車体内側の各角に張り付けていきます。

この後は、マッチ棒につけた木工ボンドが、ほぼほぼ透明になるまで、放置します。

※直線定規はこの作業ではお役御免ですので、作業台から外しておきます。

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出典・引用・備考

*1:自分はこのような作業の時にはt20.mm×900mm×900mmの合板を引っ張り出して作業しています😅。

*2:マスキングテープよりも養生テープの方が費用が安く済みますので。

*3:またはL定規

*4:この時、車体側面を作業マットに、マスキングテープで固定しておいた方が作業が楽です。今回、自分はしませんでしたが。😅

*5:40年以上使っている製図用三角定規なので角が、かけてお恥ずかしいです。

*6:手で無理に折り曲げようとすると、車体側面の切り抜いた窓部分に応力がかかり、側面が歪みます😅ので、直線定規2本と使っての折り曲げをお勧めします。

*7:季節によりますが、今の時期は暑いので、半日もあれば、ある程度、木工ボンドが固まります😃。

*8:小生は、複数回食洗器を通して、乾燥させたかまぼこ板を愛用しています😅。
かまぼこ板って、そのまま捨てれば単なるゴミですが、ドリルを使う場合の下当てに使ったりと、結構、再利用用途の幅が広い気がしています。😃

*9:1両あたり、4本必要ですが、今回は2両同時に作業をしますので。