思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

感熱式ラベルプリンタを使ってみる。

複数枚の同じ”半使い捨て”ラベルを印刷する必要に迫られて、感熱式ラベルプリンタを導入してみました。【注*1

レーザープリンターでラベル用紙に印刷すると、少数枚数のラベル印刷では無駄が多くなります😅。

ラベル用紙を無駄にしないためには、印刷開始位置の指定の手間がかかりますし、ラベルをはがした部分でフィードエラーやトナーが付着することもあります😢。

テプラでは、耐久性はありますが、ランニングコストが高くつきます😵。

昔使っていた、EPSONのインクジェットには、ロール紙を利用する機能があった記憶がありますが、現在利用しているA3ノビ対応のインクジェットプリンタにはロール紙に印刷する機能がありません。

そこで、感熱式ラベルプリンタを入手する事にしました😀。

1. 機種選定

(1)候補機種

まずは、機種選定ですが、調べるといろいろな機種が見つかりますが、機能や安心感などから候補に挙げたのが以下の3機種です😀。

1)ブラザー”QL-820NWBc”
2)和信テック"WS-T371U" 
3)ブラザー”QL-800”
(2)機能比較

機能を整理してみます。

  ブラザー
”QL-820NWBc”
和信テック
"WS-T371U" 
ブラザー
”QL-800”


有線LAN ×
USB
WiFi × ×



オートカッター ×
多色印刷(黒・赤) ×
最大テープ幅 23~62mm 20~80mm 23~62mm
価格 24,000円程度 17,500円程度 14,000円程度



対応O/S Windows
Mac OS
Android
Linux
Windows
iOS(Mac)
Android
Windows
Mac OS
Android
Linux
メーカーサポートページ
  1. )ネットワーク機能
    • ブラザー”QL-800”はかなり安いですが、有線LANに接続するためには、別途、USBプリントサーバーが必要になります🤔。
    • USBプリントサーバーの価格は、4,000~6,000円ぐらいの価格帯で手に入りますが、基本lprでの印刷ですので、プリンターアプリが正常に機能するか不明です(*2)🤔。

    • プリントサーバーを追加すると、20,000円ぐらいにりますので、ブラザー”QL-820NWBc”との価格差はあまりなくなる上、プリントサーバーによって機能制約を受けると”銭失い”になりそうです🤔。

    • 有線LANが使える和信テック"WS-T371U"はブラザー”QL-820NWBc”より多少お得感はありますが。。。
  2. )サポートOS
    • いずれも、基本、”Windows”/”Mac OS”/”Android”がサポートされています。
    • ブラザーは、さらにLinuxをサポートしてます😀。
    • 和信テックは、Linuxをサポートしていませんが、POSをサポートしているようですが、商売をしているわけではないので、個人利用ではメリットにはなりません🤔。
  3. )メーカーサポート
    • ブラザーサポートページはかなりわかりやすかったです😀。
    • 和信テックサポートページはちょっと迷子になりやすく分かりにくい感じです😅。
  4. )ハードウェア機能
    • ブラザーは、”オートカッターがついて”いますが、和信テックには、”オートカッターがついて”いません。
    • ブラザーは、専用ロール紙を使えば黒/赤の2色印刷が出来ます”が、和信テックは、”モノクロのみ”のようです。
    • ただ、小生の使用目的からは、多色印刷は特段必要性を感じていません。

数週間悩んだ末、”有線LAN接続”、"オートカッター"、”Linuxサポート”、”サポートページ”の4点からブラザー”QL-820NWBc”にしました😀。

2. ハードウェアセットアップ

(1)ロール紙セットのTips

説明書に従ってハードウェアの設置を行います。

苦労したのがロール紙のセット段階で、説明書では”出力スロットにロール紙をセットし、引き出します”とのみ記述されていて、ロール紙を出力スロットに差し込もうとしても、うまく差し込めません😢

試行錯誤の末、ロール紙の下側(印刷面)を指先で押し込んでいくとすんなりと出力スロットに入っていくことに気が付きました😅。
ロール紙は写真の赤矢印位置まで引き出しておきます。
プリンタの電源を入れると、1枚目がカット位置まで排出されます(一枚は無駄になります😅)。
カッターボタン(本体の鋏マークボタン)を押して、排出された1枚目をカットしておきます。

 

(2)管理者用ツールのインストール

パソコン本体にUSB接続する分にはこの作業は必要ありません😀

今回は、”有線LAN接続”、”IPアドレス固定”でセットアップしますので、プリンタ本体の”ネットワーク等”の設定を変更します。

プリンタ本体の液晶画面で出来るかもしれませんが、管理者ツールをダウンロードして設定する方が簡単に済みます。

まずはブラザーの”ソフトウェアダウンロード | QL-820NWB/ 820NWBc ”から”管理者用ツール (Setup_BRAdminPro4_1.22.0000.exe)”をダウンロードしてインストールします。

”Setup_BRAdminPro4_1.22.0000.exe”を実行します。

”使用許諾条項”と”プライバシーポリシー”に同意します。

管理者用ツールのインストール先を指定します。
デフォルトのままで問題ありません。
インストールの最終確認を要求されるので、<インストール>をクリック。

インストールが完了したら<完了>ボタンをクリックして管理者ツールのインストールは終了です。

(3)ネットワーク設定変更

管理者ツールを使って、プリンタ本体の設定を変更していきます

"Brother BRAdmin Proffesiona 4"を起動します。
BRAdminツールを起動したら、<検索ボタン>(スクリーンショットの赤丸)をクリックすると、同じサブネット上にあるプリンタの一覧が表示されます。

ちなみに”Brother”と”OKI”は互いにOEMをしているので、拙宅の場合、”OKI”の複合プリンタも表示されています。

"ウエブ管理画面を開く"をクリックすると、https接続でないため”警告”が表示されますが、そのまま接続します。

本体底面にパスワードが刻印されているので、パスワードを入力して、<ログイン>をクリックします。

まずは、ログインパスワードを変更しておきます。

IPアドレスを設定し、”IP設定の方法”を<STATIC>に変更して<OK>ボタンをクリックします。

<OK>ボタンをクリックすると、一旦、ブラウザの”警告”ページに戻りますので、再度、接続し、新しいパスワードでログオンします

”IPアドレス設定画面”の下部にある”詳細設定”をクリックすると、DNSサーバーの設定が出来るので、”プライマリーDNSサーバーIP”のアドレスを設定して<OK>をクリックします。

本体のネットワーク関連の設定を終えましたので、パソコン側にプリンタドライバー・ソフトウエアをインストールしていきます

3. プリンタドライバーのインストール

ブラザーの”ソフトウェアダウンロード | QL-820NWB/ 820NWBc ”から”プリンタードライバー(bsq16aw1101cjpn.exe)”をダウンロードしてインストールします。

インストーラーを起動すると、ライセンス契約ウィンドウがポップアップするので、<同意>をクリックします。
インストールするプリンタドライバーを選択して<OK>をクリック。
有線LANで接続するので、”有線LAN接続”のラジオボタンをオンにして、<次へ>をクリック。
接続確認のウィンドウがポップアップするので、プリンタの電源を入れて、<OK>をクリック。
ネットワーク設定済みのプリンタが見つかるので、<次へ>をクリック。
セットアップが完了したら、<完了>ボタンをクリックして、プリンタードライバーのインストールは終了です。

4. ソフトウェアセットアップ

(1)ソフトウエア(P-touch Editor)のダウンロード

ブラザーの”ソフトウェアダウンロード | QL-820NWB/ 820NWBc ”から”エディタ ツール | P-touch Editor5.x(pew54016jpn.exe)をダウンロードします。

ただし、ラベルエディタソフト"P-touch Editor"をダウンロードするためには機器のシリアル番号の入力が必要になります

本体底面のシールで確認できますが、プリンタ本体をひっくり返したり、シリアル番号をメモしたりするのが、少々手間なので”管理者用ツール (BRAdmin)"で確認します。

ウィンドウ右側にある<詳細>ボタンをクリックします。
シリアル番号が確認できますので、"P-touch Editor"をダウンロードする際にこの番号を入力します。
(2)ソフトウエア(P-touch Editor)のインストール

ダウンロードした”エディタ ツール | P-touch Editor5.x(pew54016jpn.exe)を管理者として実行します。

ライセンス規約に同意します。
<インストール>をクリックします。
インストールは少々時間がかかります。
<完了>をクリックして、インストーラーを終了します。

5. テスト印刷

"P-touch Editor 5.4"をクリックして、起動します。
複数のテンプレートが用意されています。
今回は、付属のお試しでついてきた29mm幅ラベルのテンプレートを試してみることにしました。

選んだテンプレートでサイズの検出を行うと、テンプレート設定が自動的に修正されます。

これを行わないとプリンタにサイズ違いのメッセージが表示され印刷に失敗します😢。
テンプレート設定とプリンタにセットされたラベルのサイズ違いで、プリンタにサイズ違いのメッセージが表示された場合プリンタのリセットが必要になります(*3)。

修正されたら、印刷ボタンを押して印刷します。

印刷速度はかなり早く、体感的にはテプラの3倍ぐらいの速度で印刷される感じです。

一枚ごとにカットもかなり早い感じです。

比較的小さな字も判別可能でした😀。

個人的には、最終的にコスパの良い買い物だったと思っています😀。

多めに作った料理をフリージングする際のラベルづくりにも活用できそうです😀。

ちなみに、プリンタに合わせて、ラベルのストックも調達ました。

何れも純正品ではありませんが、使用感などは機会があれば紹介させていただきます😀。

 

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:アプリが双方向通信を前提としている場合、lprではうまく動作しない可能性も考えられます。

*3:まだ、使い込んでいないので、プリンタにサイズ違いのメッセージが表示された場合のリセット方法を把握していないので、今回は、プリンタ電源のオフ・オンで対処しました😅。