思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD】1GbEx2 NICのリンクアグリゲーション設定

NFSクライアントを一部2.5GbE化したら、当然のことながら、1GbEなメインファイルサーバーと2.5GbEとの間に渋滞が発生しやすくなりました(^^;;)。

とりあえず、メインファイルサーバーのフルメンテまでの繋ぎとして、”1GbEx2 NIC”のリンクアグリゲーション(LAG)設定でしのぐことにしました(^^;;)。【注*1

小生の作業記録になっていることをご容赦頂ければ幸いです。m(_o_)m

本投稿で、「《》」で囲まれたレイヤー略称は、拙宅における管理上の”略称[*2]"になります。
OSI参照モデルで、”L2”スイッチで管理機能とポートTrunk機能を有するものをL2++スイッチ、として記載しております。

1. ”1GbEx2 NIC”の追加

現在のメインファイルサーバーのO/Sはバージョンが低く、”2.5GbEx2 NIC”をカーネルに認識させることができないので、とりあえず、”1GbEx2 NIC”を新規に調達して交換します。

今更、レガシーになりつつある、Intel 82575/82576"NICを新規調達することになりますが、
レガシーゆえに安定していて、確実に動作させることができるメリットもあるので、活用場面は多々出ますので、個人的には無駄な投資にはならないと思っています。

2. L2++スイッチの設定変更

まずは、サーバ間通信用のL2++スイッチ(*3)の設定。

Port1,Port2を”static”で”Trunk”(LAG)に設定します。
電源入断で設定が消えないように設定を保存しておきます。

2. FreeBSD8.3設定

(1)手動設定・確認

まずは、手動で、サーバー間ネットワークNICのLAGを設定して確認します。

[root@file_sv] ifconfig lagg1create ; 本来はlagg0であるが、lagg0はフロント側のNICに割り当てたいので、lagg1で実施。
[root@file_sv] ifconfig igb0 up ;

追加したNICIntel 82575/82576なNICなので、igb0igb1

[root@file_sv] ifconfig igb1 up
[root@file_sv] ifconfig lagg1 inet 192.168.aaa.bbb netmask 255.255.255.0 laggproto loadbalance laggport igb0 laggport igb1  ; 静的LAGなので、loadbalance

"ifconfig -a"でNICの状態を確認し、正常に動作しているかを確認します。

LAGが機能していることを確認したら、ネットワーク上のほかの機器に”ping”を飛ばして、到達できるかも確認しておきます。

(2)自動起動設定

手動設定で問題がありmせんでしたので、サーバー間ネットワークNICのLAGが起動時に自動的に機能するように設定します。

[root@file_sv] vi /etc/rc.conf ; /etc/rc.confの修正。

下記の黄色字部分を追加・修正。

[..]

#economy_cx_lowest="C2"

defaultrouter="192.168.ccc.254"

hstname="file_sv"

ifconfig_re0="inet 192.168.ccc.ddd netmask 255.255.255.0"
cloned_interfaces="lagg1"
ifconfig_igb0="up"
ifconfig_igb1="up"
ifconfig_lagg1="inet 192.168.aaa.bbb netmask 255.255.255.0 laggproto loadbalance laggport igb0 laggport igb1"

[..]

動作確認と設定変更は終わりです。

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出典・引用・備考

 

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:

*3: