思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.4】メインファイルサーバーのフルメンテナンス(6):2.5GbE化[1]ゲートウェイ側NICの交換・設定

ネットワークのリンクアグリゲーション(LAG)の設定を終えたので、
当初計画と異なりますが、ネットワークインターフェースカード(NIC)を2.5GbE化して、ネットワーク周りのメンテナンスを終えてしまうことにしました。。【注*1

  • 小生の健忘禄、兼作業記録になっていますことをお詫び申し上げます🙇‍♂️

一気に作業を行うと、TeraTermでの作業に支障をきたすことがあるので、順を追って、設定・NIC交換を行っていきます。

1. 交換準備

RealTek  RTL8125B Dual”は、2.5GbEに対応した”re”ドライバーのインストールが必要で、手順を誤ると通信が出来なくなります。

また、オンボードのチップもRealTek 製なので、、2.5GbEに対応した”re”ドライバーであるため、オンボードre番号が変化します。

さらに、”RealTek  RTL8125B Dual”を複数枚刺すと、re0~re4の°の内、どのポートを”ゲートウェイ側”/”サーバー間通信用”にしたのか、混乱しやすい状況になってしまいます。

そこで、ゲートウェイNICは”Intel I225-V”を用いることにします。”Intel I225-V”用の”igc”ドライバーでGENERICカーネルにも含まれていたので、確実に動作。

そこで、”ゲートウェイ側”NICには、事前にテストと動作確認を行っておいた”Intel I225-V”なカードを2枚使用します。。

”サーバー間通信用”NICには”RealTek  RTL8125B Dual”なカードを1枚使用することにします。

少なくとも、オンボードの1GbEポートと合わせて、計3つの”re”ポートのどれかにLANケーブルを刺せば、何とかなると思います😀。

いずれも、Replicateサーバー(FreeBSD13.4)で動作は検証済みです[*2][*3]。

ゲートウェイ側からssh接続が出来なくなると、作業効率が悪くなるので(*4)、まずは、ゲートウェイNICは、順を追って、”igc”ドライバー側に切り替えることにします。

2.2.5GbE/NICを装着

PCIeX1が2スロット空きがあるので、”Intel I225-V(igc)”なカード2枚を装着。

 

システムを起動します。

起動した”ifconfig”コマンドで、インターフェースの状態を確認します。

igc0”、”igc1”がリストに含まれていれば、ハードウェア的には追加した、”Intel I225-V(igc)”なカード2枚は正常に認識されています。

この段階では、LANケーブルを刺していないので、”no carrier”になっています。

3. 設定作業

(1)igc0の設定・確認

 

root@main_sv:# cd /etc ;
root@main_sv:# vi /etc/rc.conf ;

 

下記の黄色字部分を追加・修正します。

[..]

ifconfig_igc0="up"
#ifconfig_re0="up"
ifconfig_re1="up"
ifconfig_lagg0="inet 192.168.aaa.xyz netmask 255.255.255.0 laggproto loadbalance
laggport igc0 laggport re1"

[..]

 

root@main_sv:# reboot ;

 

 

root@main_sv:# netstat -i ;

 

re0につながっているLANケーブルを抜線して、re0が”no carrier”になっていることを確認します。

 

root@main_sv:# ifconfig ;

 

 

(2)igc1の設定・確認

 

root@main_sv:# cd /etc ;
root@main_sv:# vi /etc/rc.conf ;

 

下記の黄色字部分を追加・修正します。

[..]

ifconfig_igc0="up"
ifconfig_igc1="up"
#ifconfig_re0="up"
#ifconfig_re1="up"
ifconfig_lagg0="inet192.168.aaa.xyznetmask 255.255.255.0 laggproto loadbalance
laggport igc0 laggport igc1"

[..]

 

 

root@gaea13.4:# reboot ;

 

igc0につながっているLANケーブルを抜線して、igc0が”no carrier”になっていることを確認します。

 

root@main_sv:# ifconfig ;

 

 


 

これで、ゲートウェイ側LAGの”2.5GbE×2”の交換・設定が完了です。

【次回に続く】

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:

*3:

*4:システムコンソールだけしか使えないと、各種設定作業がかなり不便です😅。
過去投稿で確認した内容(コマンド)のコピペもままならないですし😅。。。