思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.4】ファイルサーバーのメンテ(8):zfsのRead/Writeパフォーマンスを確認

画像・動画編集一時領域用に供するファイルサーバーなので、一時領域はできる限り、Read/Writeパフォーマンスを高くしておきたいと考えています。
そこで、構築した、zfsでのストライプセット(RAID0)のパフォーマンスを確認しておきます。【注*1

1.ハードウェア確認

性能比較の前に、比較に使うハードディスク(HDD)のスペックを再確認します。

  モデル 転送速度 転送モード
単体 /dev/ada1 Hitachi
HTS545032B9A300
300.000MB/s UDMA6
zfs
(RAID0)
/dev/ada2 Seagate
ST3500418AS
300.000MB/s UDMA5
/dev/ada3 Hitachi
HDS721050CLA360
300.000MB/s UDMA6

どのディスクも転送速度は3Gbpsです。

zfs"を構成しているディスクの内、”/dev/ada2”だけ、転送モードが”UDMA5”ですが、他の二つの転送モードは”UDMA6”です。

本来は、すべて同じディスクで揃えるのが望ましいのですが、絶対的な評価というより、相対的な評価ですので、”ヨシ”としてしまいました。

理論的には、”UDMA5”が含まれている”zfs(RAID0)”は、ストラビングの効果が無ければ、読み書き速度は不利になるはずです。

2.転送時間比較
(1)書き込み時間

"/dev/urandam"から、不定のデータを各ディレクトリに”100Gbyte”分、書き込みを行います。

"/dev/urandam"からデータを得るので、送り出し側デバイス速度の影響をほとんど受けません。

 zfs(RAID0)への書き込み所要時間は、約553秒(9分13秒)。

sata HDD単体への書き込み所要時間は、約1974秒(32分54秒)。

zfs(RAID0)は、単体のHDDよりも約4倍速い。

(2)読み込み時間

ディレクトリ作った"100Gbyte"分のデータを”/dev/null”に送り込みます。

"/dev/null"にデータを送り込むので、書き込み側デバイス速度の影響をほとんど受けません。

zfs(RAID0)からの読み出し所要時間は、約500秒(8分20秒)。

sata HDD単体からの読み出し所要時間は、約1936秒(32分16秒)。

書き込みと同じく、zfs(RAID0)は、単体のHDDよりも約4倍速い。

3.結果

一回の計測データで、これだけの差があれば、有意な差と考えられるかな、と思っています。

動画編集一時ファイル用ファイルサーバーとして、無理にハードウェアRAIDを使わなくても、zfs(RAID0)でも十分かな、結論に達しました。

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。