思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【減塩チャレンジ】”冷やし中華風”そうめん(醤油ダレ)

暑くなるとツルっとした素麺も食べたくなります。
ただ、単に”めんつゆ”だけでいただくのでは、摂取塩分量が多くなりますし、栄養価的にもバランスが悪くなります。

冷やし中華のタレを掛けるのも一興ですが、単に”冷やし中華のタレ”を掛けただけだと、そうめんの”ツルっと”感が損なわれます。
そこで、”冷やし中華のタレ”の調味料と調合方法を一捻りして、”ツルっと”感がそこそこ残る工夫をしてみました。

1. 材料と成分計算

そうめんは茹でる際に出たデンプン(ぬめり)が、流水で洗っても表面に残りやすいため、残った水分が蒸発して、残ったぬめりが糊のようになり、麺同士がくっつきやすくなります😅。

茹で方*1)や洗い方工夫することで、くっつきにくくすることもできますが、
今回は”乾麺のパッケージに通常記載されている茹で方”で行っても、”ツルっと”感がそこそこ残る工夫をしてみました。

具体的には”タレ”の油分を多くして乳化させることで(*2)、麺同士のくっつきを低減して、”ツルっと”感がそこそこ残るようにします。

材料と食塩量/脂質量

(横スクロール無しの材料表はこちらからどうぞー>

材料 分量 脂質 食塩 熱量
<1-1-1> 味の素 うま味調味料 10振り程度(1g) 0.00g 0.30g 3kcal
<1-1-2> ミツカン リンゴ酢 10.0g 0.00g 0.00g 3kcal
<1-1-3> ミツカン 穀物酢 10.0g 0.00g 0.00g 3kcal
<1-1-4> ミツカン 米酢 10.0g 0.00g 0.00g 4kcal
<1-1-5> ごま油 5.0g 5.0g 0.00g 45kcal
<1-1-6> サラダ油 5.0g 5.0g 0.00g 45kcal
<1-2> キューピー 和風たまねぎドレッシング 20.0cc 1.92g 0.96g 27kcal
<1-3> ユウキ食品 中華ドレッシング 大さじ1 (15g) 2.70g 0.90g 34kcal
<1-4> ヤマサ 昆布つゆ 15.0cc 0.00g 1.53g 19kcal
<1-5> ミツカン ほんてり 30.0cc 0.00g 0.00g 67kcal
<2> りょくとうもやし(生) 40.0g 0.00g 0.00g 6kcal
<3> 錦糸卵 鶏卵 1個(LL)(75g) 7.65g 0.30g 107kcal
<4> レタス 2枚(60g) 0.24g 0.00g 7kcal
<5> キュウリ 1/2本(50g) 0.05g 0.00g 7kcal
<6> トマト 30.0g 0.03g 0.00g 6kcal
<7> いなば ライトツナ減塩マグロ油漬 70g(1缶) 15.10g 0.40g 191kcal
<7> いなば ライトツナ減塩マグロ油漬液汁(実測値) 12g(1缶実測値) ▲0.31g 0.00g 0kcal
<8> はりま製麺 播州そうめん 1人前(100g) 1.20g 0.47g 338kcal
合計 2人分 38.39g 4.86g 908kcal
1人分 19.19g 2.43g 454kcal

青数字:一般値[出典*3]
紫数値:油漬液汁の塩分量/カロリーは
実測・有意な推定が出来ないため、
減算していません。

塩分量は”2.43g/一人前”ですので、そこそこ減塩になっているかと思います。

うま味調味料は、酢と混ぜると主成分である”グルタミン酸ナトリウム”が”酢酸(酢)”と反応して、”グルタミン酸”になる事で水に溶けにくくなり、うま味が薄まるため、少々多めにしています。

酸味調整

酸味は、”穀物酢”と”米酢”の比率を変えることで調整します。

穀物酢”の割合が大きくなるほど酸味は強くなります。

香り調整

材料表に記載の””ごま油”と”サラダ油”の比率の場合、ごま油の香りが鼻につき脂っぽく感じる方もおいでになるかもしれません。

その場合は、”サラダ油”の比率を大きくすることで、ごま油の香りと脂っこさを調整します。

2. 調理

(1)タレの下準備

タレの下準備として、油と酢を混合して乳化させます。

乳化させる際には、泡だて器で使う方がタレが綺麗に出来上がりますが、かなり手間なため、今回はフードプロセッサーで手抜きをします😅。

”<1-1-1>うま味調味料”を入れ、”<1-1-2>~<1-1-4>の酢”を入れて、よく混ぜわせます。
”<1-1-5>ごま油”と”<1-1-6>サラダ油”を入れます。この段階ではまだ完全に酢と脂が分離しています。
フードプロセッサーで2~3分程撹拌して、全体が白濁して乳化するまで混ぜわせます。

今回はフードプロセッサーで手抜きをしているので、かなり泡立った状態になっています😅。

(2)タレの準備

順次、脂分の多いものから追加して、フードプロセッサーで1分程混ぜわせます。

まずは、”<1-2>和風たまねぎドレッシング”を混ぜます。

次に、”<1-3>中華ドレッシング”を混ぜわせます。

油分のない”<1-4>昆布つゆ”と”<1-5>ほんてり”を追加したら、フードプロセッサーは使わず、シェーカーを使う要領で、全体を混ぜわせます。

(3)具材の準備

”<2>もやし”~”<6>トマト”を準備します。
”<7>ツナ油漬”は、缶の蓋を使って、油の液汁をしっかりと落としておきます。

手早く、そうめんにタレを絡ませるために、あらかじめお皿にタレを入れておきます。

油を乳化させているので、色合いが”ゴマダレ”風ですが😅、味は醤油味になります😀。

(4)仕上げ

”<8>そうめん”を規定時間茹でます。

ゆであがったら、流水で出来るだけぬめりを落として、氷水で締め、しっかりと水切りをします。

水切りの終えたそうめんを手早くタレに絡ませます。

”<2>~<7>”の具材を載せて供します。

食するときは全体をよく混ぜ合わせた方が生野菜とタレの酸味とが適度に絡み合います😀。

 

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出典・引用・備考

*1:新しい茹で方として、”沸騰したお湯に麺を入れ、火を落とし、蓋をして5分程待つ”というやり方がネット上で複数紹介されています。
ただし、このやり方では、麺に残っている塩分量について、信頼できる情報が見つからないため、1食分の塩分量積算が困難です。
ちなみに、乾麺の状態では、素麺の塩分量は約4g/1人前程度あり、メーカーによる標準的な茹で方であれば、およそ95%前後の塩分がお湯に溶け出すことをメーカーが確認し、パッケージに表示/インターネットで公開しています。
(一般消費者向けの加工食品を販売するメーカーに対する”食品表示法”上の罰則規定のある義務

*2:サラダドレッシングの作り方の応用になります👨‍🍳
さらに、卵黄を加えるとマヨネーズになります。

*3:医歯薬出版編、”日本食品成分表2025【八訂】(文部科学省日本食品標準成分表(八訂)準拠”、医歯薬出版株式会社、ISBN978-4-263-70149-2、2025年2月20日