前回。カプラポケットへの新しいカプラ取り付けネジ穴の小加工をまずやろうと思いましたが、一回穴を開けてしまうとリカバーが効かないので、先に「展望デッキ仮組と採寸」を行っていこうと思います。
1.仮組
(1)仮組立用床板と展望デッキの仮組
足回りと展望デッキパーツの高さ関係を把握するために、別の車両用の床板を切り出した時の端材を活用します。
端材が展望デッキパーツにはまる様に、端を少し削り、展望デッキパーツと端材を養生テープにて仮固定します。
(2)マクラバリ高さの確認
スイテ49に用いる台車は日光モデルのTR73ですが、オロ40用の2軸ボギー台車TR34とマイテ49用の3軸ボギー台車TR73では構造が違います。
TR73のマクラバリは、台車枠と固定されているほか、2軸ボギー台車とマクラバリの線路面からの高さが違います。
ノギスで計測すると、TR34は線路面からマクラバリ高さは11.5mmですが、TR73は線路面からマクラバリ高さは10mmと低くなっています。
そのため、木製床板用センターピン付属のスペーサーだけでは、TR73は、マクラバリから床板までの高さが足りません。
そこで、台車と床板用の追加スペーサーとして、t1.0mmのプラバンを1cm角にて切り出し、仮の追加スペーサーとします。*1。
台車とスペーサーで、線路面から床板までの高さ基準とするために、TR73台車に木製床板用センターピン付属のスペーサーと、t1.0mmのプラバンスペーサーをTR73台車のマクラバリに養生テープで仮固定します。
(3)主要パーツの仮組
線路に、Kedeeカプラ基準器とスペーサーを仮止めしたTR73台車を置きます。
台車に養生テープで仮組してある、仮床板と展望デッキパーツを載せて、採寸の準備完了です。
2.採寸
カプラ基準器と展望デッキ側のカプラの高さ違いを確認します。
およそ、0.2mm程、展望デッキ側が高くなっています。
このため、TR73台車と床板用の追加スペーサーとしては、t1.0mmではなく、「t0.5mm+t0.3mm」ぐらいがちょうどよさそうです。
次の予定
今回、測定した各部のデータ*2を元に、垂直側の各パーツの位置関係を図面に起こしたいと思います。
あと、カプラ基準器からの差(0.2mm)と、線路面からの各部パーツの高さ合算値を比較して、検算を行いたいと思います。