思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【Ubuntu24.04】VirtualBoxにUbuntu24.04をインストールする

いくつか、試してみたいことが出来たので、(*1)、「屋上屋(おくじょうおく)を架す」みたいな話ですが😅、Ubuntu24.04上のVirtualBoxに、Ubuntu24.04をインストールしようと思います。

1.準備

適当な場所に、Ubuntu24.04のISOイメージファイル(ubuntu-24.04-desktop-amd64.iso)を保存する。

2.新規仮想マシンの作成

(1)Oracle VM Virtual Boxマネージャの起動

デスクトップにある「Oracle VM VirtualBox」アイコンをクリックし、Oracle VM Virtual Boxマネージャを起動する。

Oracle VM Virtual Boxマネージャの「仮想マシン」の「新規」ボタンをクリックする。

(2)仮想マシンの名前とOSの選択

適当*2な名前を設定する。

保存した、ISOイメージファイル(buntu-24.04-desktop-amd64.iso)をISOイメージとして選択する。

ISOイメージを選択すると、「タイプ」は「Linux」、「バージョン」は「Ubuntu(64bit)」に自動的に設定される。

(3)自動インストールセットアップの設定

Ubuntuのインストール中に入力を要求されますが、インストール段階で「ユーザー名」とその「パスワード」、「ホスト名」と「ドメイン名」を聞かれるので、そのまま【次へ】をクリックする。

(4)メモリーとCPUの割り当て設定

仮想マシンに割り当てる、メモリー量とプロセッサーの数を設定する。*3

※少なくともメモリーは4Gbyte以上を割り当てた方が無難です。
※CPUは、とりあえず、グリーンのバーの上限まで割り当てておいた方が無難です。
※何れも少なすぎると、インストール途中で固まることがあります。
※少なくとも、小生の環境では、デフォルトのまま、インストールを開始したら、途中で固まり、VMの「電源オフ」以外の選択肢がなくなりました😅。

(5)仮想ディスクの割り当て

仮想ディスクを作成するか、聞かれるので、「仮想ハードディスクを作成する」のトルグボタンをオンにし、「サイズ」を決定する。

(6)規仮想マシン(VM)の初期設定確認

最後に、新規仮想マシン(VM)の初期設定確認ウィンドウが表示されますので、問題ががなければ、「完了」ボタンをクリックします。

(7)初期設定の完了と、インストールの開始

「完了」ボタンを押すと、自動的に設定したVMが起動し、Ubuntuインストーラーが起動する。

3.Ubuntu24.04のインストール

「Ubuntu24.04」が表示された後、一旦、画面が真っ暗になるが、しばらくすると、「Ubuntuを準備しています...」と表示される。

※この時点では、表示される時刻がGMT世界標準時:ロンドン)になっています。後述の地域の選択以降はJST日本標準時)になります。

(1)使用言語の選択

「使用言語の選択」ウィンドウが表示される。

ここでは、ホストO/Sに日本語環境をインストール済みのため[*4]、日本語が選択できるので、日本語を選択し、【Next 】をクリックする。

※ホストO/Sに「日本語環境」をインストールしていない場合、以下の各操作での表示は、すべて英語表示になります。

(2)Ubuntuアクセシビリティ

Ubuntuアクセシビリティに特に変更したい項目がなければ、Next 】をクリックする。

(3)キーボードの選択

キーボードは日本語が「日本語」が表示されます。

「キーボードバリアント」は「日本語」を選択すれば、一般的なWindows用キーボードキーマップになります。

他のキーボードを使っている場合には、「キーボードバリアント」のプルダウンメニューから、使っているキーボードを選択します。

「ここににゅうりょくして、キーボードをテスト出来ます」に適当なキーを押して、正しく文字が入力できるか確認します。

{}[]`@~^|_#$%"」あたりが確認しておいた方が良い文字になります。

問題がなければ、【Next】をクリックします。

(4)ネットワークの選択

VMはホストO/Sとの間で、仮想的に有線接続になっていますので、「有線接続を利用」のまま、【Next】をクリックします。

(5)アップデートの適用選択

リリース後のアップデートを適用するかが聞かれるので、「Skip」をクリックします。

「今すぐアップデート」をクリックした場合には、アップデート適用後に一旦、「インストーラの起動」に戻ることになり、手間が増えます。

安全のためは、アップデートを適用した方が良いのですが、インストール後にアップグレードするのでも問題ないかと思います*5

(6)インストール種別の選択

Ubuntuをインストールするのか、試用するのかを聞かれます。

インストールするので、【Next】をクリックします。

(7)インストール方法の選択

設定項目を一つずつ聞いてもらうために、「対話式インストール」のラジオボタンをオンにし、Nextをクリックします*6

(8)インストールアプリケーションの構成選択

デフォルトのアプリケーションをインストールしないかを選択します。

「既定の選択」では、基本ツールのみがインストールされます。

「拡張選択」では追加アプリもインストールされます。

こちらはお好みのアプリケーション構成を選択し、【Next】ボタンを押します。

(9)サードパーティー製ソフトウェアのインストール

サードパーティー製ソフトウェア等をインストール必要がなければ、【Next】ボタンを押します。

(10)インストールパーティションの構成選択

インストーラにお任せする場合には、「ディスクを削除してUbuntuをインストールする」のラジオボタンをオンにして、【Next】をクリックします。

(11)ホスト名、ユーザー名、パスワードの設定

ホスト名、ユーザー名、パスワードを入力して、【Next】をクリックします。

(12)タイムゾーンの選択

タイムゾーンが「Asia/Tokyo」になっていることを確認したら、【Next】をクリックします。

(13)インストールの開始

インストールの最終確認画面が表示されますので、ディスク構成等に問題がないことを確認したら、【インストール】ボタンを押します。

インストールが開始され、Windowsのインストールと同じく、画面がちょこちょこと切り替わりますが、しばらく待ちます。

インストールが完了すると下記のような画面が表示されるので、【今すぐ再起動】ボタンをクリックし、再起動します。

4.初期設定

再起動が完了するとログイン画面が表示されるので、最初に登録したユーザーを選択し、パスワードを入力して、ログインします。

ログインしてしばらくすると、最終的な設定を勧める画面が表示されますので、【次へ】をクリックします。

Ubuntu Proにしますか等、聞かれますが、【スキップ】をクリックします。

Ubuntuコアチームに、ハードウェアなどの各種情報を提供しても良いか聞かれますが、ここはご自身のご判断で選択し、【次へ】をクリックします。

最後にアプリケーション追加の照会画面が表示されますが、ここで、【完了】ボタンをクリックすれば、インストールは完了です。

5.新規仮想マシンの設定変更

VirtuaBoxにインストールした、VMなUbuntu24.02を一旦シャットダウンします。

(1)一般設定の変更

 

作成したVMマシンを選択し、反転させ、「設定(歯車)」ボタンをクリックします。

「高度」タブの「クリップボードの共有」「ドラッグ&ドロップ」を「双方向」に変更します。

(2)ネットワークアダプタの設定変更(任意)

「NAT」の場合:

  • 他のコンピュータからVMを見えるようにするためには、ホストO/S上で、NATの設定が必要にようになります。
  • また、ホストO/S上で、NATの設定がかなりめんどくさいので、あまり、お勧めいたしません
  • ネットワークのセキュリティポリシー等で、ホスト名/IPの割り当ての制約がある場合には、「NAT」の方が良いかもしれません。
  • ネットワーク的に分離したい等の理由がある場合にはNATの方が良いかもしれません。

「ブリッジアダプタ」の場合:

  • ホストO/Sの設定を変更しなくても、VM化したUbuntu24.04をサブネット上の他のコンピュータら見たり、ファイル共有等をすることができます。
  • VM化したUbuntu24.04にRDP接続する際も、ホストO/Sの変更は不要になります。
    VMなUbuntu24.04への設定は必要ですが。

「ブリッジアダプタ」の方が良いとお考えの場合には変更します。

6.新規仮想マシンの再起動

起動ボタンを押して、VMを再起動し、VMを利用します。

 

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出典・引用・備考]

*1:スナップショットですぐに戻せますし。。。😀

*2:わかりやすい名前が良いと思います。

*3:後で、設定を変更することもできます

*4:

*5:この点は、個人のセキュリティへの考え方、環境によることですので、どちらが良いかは一概には言えないかと思います

*6:「自動インストール」は、yamlファイルに設定項目を記述して、自動インストールするためのものです。

多数台のパソコンにUbuntuをインストールするのでなければ、yamlファイルを記述する手間と、設定項目に一つずつ回答する手間とのバランスかと思います。