思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【Ubuntu24.04】インストール(1):インストールと初期設定

数年前に、Ubuntu22.04LTS上の仮想マシンWindowsの物理パソコンを移動しようとして諸般の事情から途中で止まっていました。

作業を再開しようとしたところ、Ubuntu24.04LTSがリリースされたので、Ubuntu24.04LTSのインストールからやり直そうと思います。

なお、Ubuntu24.04LTSから日本語Remixがリリースされなくなったのと、若干インストール手順が変わっていたようなので、健忘禄としてインストール手順も残したいと思います。

1.インストーラの入手とインストールディスクからのブート

(1)インストールイメージの入手とインストーラメディアの作成

こちらから、ISOイメージを入手します。

入手したISOイメージをパソコンでDVDに焼きます。

注意すべき点は、24.04ではイメージサイズが4.7Gbyteを超えています。このため、ISOイメージを焼くためには、2層タイプのDVDメディア(DVD/DL)が必要になります。

(2)インストーラメディアから起動

メディアをパソコンに装着し、DVDから起動します。

2.Ubuntu24.04LTSのインストール

(1)インストーラの起動

左上の「Install RELESE」をクリックします。

しばらく待ちます。

言語として、英語を選択し(英語以外でも大丈夫な方は、ご自身が得意な言語を選択します)、Nextをクリックします。

日本語が選択できない理由は、24.04LTS以降、日本語Remixがリリースされなくなったためです。詳しくはこちらをご確認ください。

次もNextをクリックします。

(2)キーボードの選択

キーボードは日本語が選択できますので、マウスでスクロールして、「Japanese」を選択します。

「Select your keyboard varriant」は「japanese - japanese(OADG109A)」を選択します。

「Type here to test your keybord」に適当なキーを押して、正しく文字が入力できるか確認します。

{}`@~^|_#$%"」あたりが確認しておいた方が良い文字になります。

続いて、Nextをクリックします。

(3)ネットワークの選択

有線接続を行うので「Use wired connection」を選びます。

Wifiインターフェースが搭載されていないパソコンの場合には、「Connect to a Wi-Fi Network」や「Connect to a hidden Wi-Fi Network」は出てこないと思います。


(4)アップデートの適用選択

リリース後のアップデートを適用するかが聞かれるので、「Skip」をクリックします。

「Update now」をクリックした場合には、Update適用後に一旦、「インストーラの起動」に戻ることになり、手間が増えます。

安全のためは、アップデートを適用した方が良いのですが、インストール後にアップグレードするのでも問題ないかと思います((この点は、個人のセキュリティへの考え方、環境によることですので、どちらが良いかは一概には言えないかと思います))。

(5)インストール方法の選択

設定項目を一つずつ聞いてもらうために、「Interactive installation」のラジオボタンをオンにし、Nextをクリックします((「Automated installation」は、yamlファイルに設定項目を記述して、自動インストールするためのものです。

多数台のパソコンにUbuntuをインストールするのでなければ、yamlファイルを記述する手間と、設定項目に一つずつ回答する手間とのバランスかと思います。))。

(6)インストールアプリケーションの構成選択

デフォルトのアプリケーションをインストールしないかを選択します。

「Default selection」では、基本ツールのみがインストールされます。

「Extended selection」では追加アプリもインストールされます。

こちらはお好みのアプリケーション構成を選択し、Nextボタンを押します。

(7)サードパーティー製ソフトウェアのインストール

サードパーティー製ソフトウェア等をインストール必要がなければ、Nextボタンを押します。

(8)インストールパーティションの構成選択

インストーラにお任せする場合には、「Erase disk and install Ubuntu」のラジオボタンをオンにして、Nextをクリックします。

(9)ホスト名、ユーザー名、パスワードの設定

ホスト名、ユーザー名、パスワードを入力して、Nextをクリックします。

(10)タイムゾーンの選択

タイムゾーンが「Asia/Tokyo」になっていることを確認したら、Nextをクリックします。

(11)インストールの開始

インストール先のディスク構成等に問題がないことを確認したら、Installボタンを押します。

インストールが開始され、Windowsのインストールと同じく、画面がちょこちょこと切り替わりますが、しばらく待ちます。

インストールが完了すると下記のような画面が表示されるので、Restart Nowボタンをクリックします。

Restart Nowボタンをクリックすると、インストールメディアを取り出すよう促されます。

インストールメディアを取り出したら、Enterキーをおして、Ubuntuを起動します。

(12)再起動と初期設定

再起動が完了するとログイン画面が表示されるので、最初に登録したユーザーを選択し、パスワードを入力して、ログインします。

Ubuntu Proにしますか等、聞かれますが、すべてスキップしてしまいます。

22.04LTSとは微妙にユーザーインターフェース(UI)が変わっています。

3.Ubuntuを最新の状態にする

(1)端末の起動

画面左下の「Show Apps」アイコンをクリックし、「ターミナル」を起動します。

システムのアップデートを行います。

$ sudo apt-get update  
$ sudo apt-get upgrade  

「Y」を押して、システムアップデートを完了させます。

4.ネットワーク設定を変更する

画面右上のネットワークマークや電源マークの部分をクリックすると、ネットワーク設定の変更メニューが表示されます。

今回は、有線接続の設定を行います。

まずは、使わない「Wi-Fi」と「Bluetooth」をクリックして、オフにします。

続いて、「Wired」の「>」をクリックすると、「Wired Settings」が表示されますので、「Wired Settings」をクリックします。

「Wired」の歯車ボタンをクリックします。

 

「Adress」「Netmask」「Gateway」「DNS」を設定し、「Apply」ボタンをクリックして、変更を反映させます。

念のため、システムを再起動します。

 

1.インストーラの入手とインストールディスクからのブート

(1)インストールイメージの入手とインストーラメディアの作成

こちらから、ISOイメージを入手します。

入手したISOイメージをパソコンでDVDに焼きます。

注意すべき点は、24.04ではイメージサイズが4.7Gbyteを超えています。このため、ISOイメージを焼くためには、2層タイプのDVDメディア(DVD/DL)が必要になります。

(2)インストーラメディアから起動

メディアをパソコンに装着し、DVDから起動します。

2.Ubuntu24.04LTSのインストール

(1)インストーラの起動

左上の「Install RELESE」をクリックします。

しばらく待ちます。

言語として、英語を選択し(英語以外でも大丈夫な方は、ご自身が得意な言語を選択します)、Nextをクリックします。

日本語が選択できない理由は、24.04LTS以降、日本語Remixがリリースされなくなったためです。詳しくはこちらをご確認ください。

次もNextをクリックします。

(2)キーボードの選択

キーボードは日本語が選択できますので、マウスでスクロールして、「Japanese」を選択します。

「Select your keyboard varriant」は「japanese - japanese(OADG109A)」を選択します。

「Type here to test your keybord」に適当なキーを押して、正しく文字が入力できるか確認します。

{}`@~^|_#$%"」あたりが確認しておいた方が良い文字になります。

続いて、Nextをクリックします。

(3)ネットワークの選択

有線接続を行うので「Use wired connection」を選びます。

Wifiインターフェースが搭載されていないパソコンの場合には、「Connect to a Wi-Fi Network」や「Connect to a hidden Wi-Fi Network」は出てこないと思います。


(4)アップデートの適用選択

リリース後のアップデートを適用するかが聞かれるので、「Skip」をクリックします。

「Update now」をクリックした場合には、Update適用後に一旦、「インストーラの起動」に戻ることになり、手間が増えます。

安全のためは、アップデートを適用した方が良いのですが、インストール後にアップグレードするのでも問題ないかと思います*1

(5)インストール方法の選択

設定項目を一つずつ聞いてもらうために、「Interactive installation」のラジオボタンをオンにし、Nextをクリックします*2

(6)インストールアプリケーションの構成選択

デフォルトのアプリケーションをインストールしないかを選択します。

「Default selection」では、基本ツールのみがインストールされます。

「Extended selection」では追加アプリもインストールされます。

こちらはお好みのアプリケーション構成を選択し、Nextボタンを押します。

(7)サードパーティー製ソフトウェアのインストール

サードパーティー製ソフトウェア等をインストール必要がなければ、Nextボタンを押します。

(8)インストールパーティションの構成選択

インストーラにお任せする場合には、「Erase disk and install Ubuntu」のラジオボタンをオンにして、Nextをクリックします。

(9)ホスト名、ユーザー名、パスワードの設定

ホスト名、ユーザー名、パスワードを入力して、Nextをクリックします。

(10)タイムゾーンの選択

タイムゾーンが「Asia/Tokyo」になっていることを確認したら、Nextをクリックします。

(11)インストールの開始

インストール先のディスク構成等に問題がないことを確認したら、Installボタンを押します。

インストールが開始され、Windowsのインストールと同じく、画面がちょこちょこと切り替わりますが、しばらく待ちます。

インストールが完了すると下記のような画面が表示されるので、Restart Nowボタンをクリックします。

Restart Nowボタンをクリックすると、インストールメディアを取り出すよう促されます。

インストールメディアを取り出したら、Enterキーをおして、Ubuntuを起動します。

(12)再起動と初期設定

再起動が完了するとログイン画面が表示されるので、最初に登録したユーザーを選択し、パスワードを入力して、ログインします。

Ubuntu Proにしますか等、聞かれますが、すべてスキップしてしまいます。

22.04LTSとは微妙にユーザーインターフェース(UI)が変わっています。

4.必要なツールのインストールと設定

(1)ツールのインストール(2024/7/23追記)

初期状態でインストールされていないツールをインストールする。

  • nfs-common:ファイルサーバーのディスクにNFSでマウントできるようにする。
  • vim:日本語対応viを利用できるようにする。

$ sudo apt install nfs-common vim 

(2)sshdの設定(2024/8/12追記)

$ sudo apt install openssh-server

$ sudo systemctl enable ssh

 

*1:この点は、個人のセキュリティへの考え方、環境によることですので、どちらが良いかは一概には言えないかと思います

*2:「Automated installation」は、yamlファイルに設定項目を記述して、自動インストールするためのものです。

多数台のパソコンにUbuntuをインストールするのでなければ、yamlファイルを記述する手間と、設定項目に一つずつ回答する手間とのバランスかと思います。