”VirtualBox専用機”と”Tempファイル用NFS/smbサーバ”のM/Bと躯体交換を行いましたが[*1]、各種設定変更を行わないと、使い物になりません。
今回は、”VirtualBox専用機(Ubuntu24.04LTS)”の設定を変更します【注*2】
1. BIOSの設定変更
”GIGABYTE A520M DS3H”は、デフォルトで”AMD-V”が”無効”になっています。
これを有効にしないと”Oracle VirtualBox”が使えません。
まずは、電源を投入して、”DEL”キーを連打して、BIOSに入ります。

2. Ubuntu24.04の設定変更
(1)ネットワークアダプタ(NIC)の確認
まず、ネットワーク設定ファイルの確認します。
古い”netplan”のファイルをリネームし、余計な設定がロードされないようにしてから、リブートします😀。
Ubuntu $ cd /etc/netplan | ; | ディレクトリの移動 |
Ubuntu $ sudo mv 90-xxx.yaml 90-xxx.yaml.old | ; | 古いyamlの無効化 |
Ubuntu $ sudo mv 90-xxx.yaml 90-yyy.yaml.old | ||
Ubuntu $ reboot | ; | 再起動 |
交換後のNICを確認しておきます。
Ubuntu $ dmesg | less | ; | dmesgの確認 |
今回の場合、1GbEのオンボードNIC(RTL8169)は”enp5s0”。
PCIe x1に刺した2.5GbEのNIC(I225V)は”enp4s0”。
(2)NICの再設定
/etc/netplanに、新しい設定ファイルを作成するのも手ですが、記述に手間がかかるので、GUIベースで行う事にします(*3)。
ただし、このやり方は、ネットワーク上にDHCPサーバーがある事が前提になります。
- )ローカルコンソールがGUIの場合には、
- GUIにログイン
- GUIにログイン
- )ローカルコンソールがCUIの場合には、
- CUIにログイン
- ”ifconfig”で、ネットワークの状態を確認
- ”IPアドレス”を確認したら、リモートデスクトップでGUIにログイン
まずは、ネットワーク接続に使っていないNIC(サーバー間通信用*4)に対して、「”設定”ー>”ネットワーク”」で”IPアドレス”、”デフォルトゲートウェイ”等を設定します。
次いでフロント側(インターネットとの接続側)のNIC(Realtek 1GbE)の設定を行い、”適用”ボタンをクリックします。
なお、”適用”ボタンを押した瞬間、IPアドレスが変わってしまうので、リモートデスクトップが切断(または固まる)されます😅。
再度、設定した”IPアドレス”に対してリモートデスクトップでGUIにログイン。
ネットワーク設定を確認(それぞれのNIC側にある機器へpingや、http接続)をして、問題なければ、NICの設定変更は完了です。
3. Virtual Boxの設定変更
(1)ネットワーク設定の変更
そのまま、仮想マシン(VM)を起動すると、”ネットワークインターフェースがない!!”と叱られるので、VMのネットワーク関係の設定を変更します。

(2)VMの起動確認
VM(今回はWindows10なVM)が無事起動できたら、”M/B・躯体交換”後の”VirtualBox専用機”の設定は完了です。