まだ、システム設定が残っていますが、メインファイルサーバーのバックアップファイル用領域がパンクしそうなので、ファイルサーバーにバックアップファイル用領域の仕事も任せようと思います(^^;;)。【注*1】
1. USB/RAID1ディスク追加
(1)USB/RAID1ディスクユニット準備
RAID機能を持つディスクエンクロージャーを物色したところ、ロジテックの”ガチャベイ”が目に留まりました。
ファイルサーバーは”USB2.0”なので、速度的には遅いのですが、バックアップファイル用なので、多少速度が遅くても構わないのと、お値段がお手頃なので、使ってみることにしました。
HDDは、新品の録画用USBディスク2台から外した、4TBのハードディスク[*2]を使うことにします。
録画用USBディスク(*3)に内蔵されていたのは、”Segate/SkyHawk ST4000VX015”(*4)と"東芝/LHD-DT02ABA400V”(*5)。
いずれも、24時間365日通電状態を前提とした、監視カメラ向けHDDになります。
Tips:以下はあくまでも個人的な経験則によるものです😅。 |
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(2)USB/RAID1ディスクユニットセットアップ
説明書通りに行えば、あっさりと設定できます。
RAID1の構築は、”本当に構築できたの?”と思うぐらいあっという間に終わります。
(3)ディスクの初期化
ディスクを使うために、パーティション作成・初期化を行っていきます。
2. USB/RAID1ディスクの設定
(1)fstabの修正
ディスクのマウント設定を行います。
root@file_sv:# cd /etc | ; | 。 |
root@file_sv:# vi /etc/fstab | ; | 。 |
下記の黄色字部分を追加します。
# Device Mountpoint FStype Options Dump Pass# /dev/ada0a / ufs rw 1 1 /dev/ada1b /tmp ufs rw 2 2 /dev/ada1d /var ufs rw 2 2 /dev/ada1a none swap sw 0 0 # /dev/da0p1 /nfs/Backups ufs rw,noauto 2 2 |
あえて、”noauto”にして、起動中にマウントしないようにしてあります。
起動中、USBディスクをマウントするために、”60秒”待ってはくれるのですが、
時々、ディスクの初期化が間に合わないことがあり、起動プロセスが中断して、シングルユーザーモードに落ちてしまうことがあります😅。
そこで、USB/ディスクについては別途、ユーザースクリプトでマウントするようにします😀。
(2)マウントスクリプトの追加
USBディスクをマウントするユーザースクリプトを作成します。
root@file_sv:# cd /usr/local/etc/rc.d | ||
root@file_sv:# vi ./99_mount_da0.sh |
下記の黄色字部分を記述します。
#!/bin/sh /sbin/mount /dev/da0p1 |
root@file_sv:# chmod +x ./99_mount_da0.sh | ; | 実行許可を与える。 |
(3)/etc/exportsの修正
他のマシンからNFSマウントできるようにNFSの設定を変更しておきます。
root@file_sv:# cd /etc | ; | 。 |
root@file_sv:# vi /etc/exports | ; | 。 |
下記の黄色字部分を追加します。
[..] /nfs/Backups -alldirs -maproot=0:10 -network 192.168.aaa.0/23 |
mountdに修正した/etc/exportsを読み込ませます。
root@file_sv:# kill -HUP [mountdのPID] |
【次回に続く予定】
出典・引用・備考
*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。
*2:
*3:
*4:
*5:
*6:25年ほど前に、仕事で、サーバー用RAIDユニットを購入したのですが、RAID5を構成するハードデスクが2年で立て続けに2本飛び、危うく、全データを失いかけたことがあります😅。
ディスク1台の容量が250Gbtyeと小さかったこともありますが、ストックしておいた予備ディスクを使って何とか、しのいだことがあります。
メーカーから供給される予備ディスクは、メーカで出荷前試験を入念に行われているため、バルク品の4~5倍ぐらいの値段がしましたが、それでも、壊れるときは壊れるというの痛感しました。
翌年、同系列のRAIDユニット追加した際には、新旧RAIDユニット間でディスクのローテーションをして、故障時期のリスクヘッジをしました。