思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.5】メインファイルサーバーのフルメンテナンス(7):ネットワークの設定[4]samba4のインストールと設定

当初、"portsコレクション"でのビルドを試みましたが、再現性のないビルドエラーに悩まされたため、
方針を変更して、現時点では、samba4のインストールは”pkg”で行い、設定をすることにしました。*1

  • 小生の健忘禄、兼作業記録になっていますことをお詫び申し上げます🙇‍♂️

”packageコレクション”と異なるオプション設定(*2)が必要になった時のために🤔、
"portsコレクション"からインストールする事を試みましたが、再現性のないビルドエラーに悩まされていました😢。

これ以上、"portsコレクション"でのビルドに時間をかけていては、先に進まないので、とりあえずパッケージからインストールすることにしました😅。

1, samba4のインストール

1)パッケージの確認
root@mainsv:# pkg search samba ;

 

FreeBSD13.5用のsamba4で最も新しいものは「samba420-4.20.7_10」ですので、これをインストールすることにします。

2)インストール
root@mainsv:# pkg install samba420 ; samba4.20.7をインストール。

 

2, samba4をスタンドアロンサーバーとして設定

とりあえず、スタンドアロンサーバーとして設定しておきます。

1)/etc/rc.confの設定変更

 

root@mainsv:# vi /etc/rc.conf    

下記の黄色字部分を修正します。

2)/usr/local/etc/smb4.confの作成
root@mainsv:# cd /usr/local/etc/ ;  
root@mainsv:# vi smb4.conf ;

  

下記の内容で”smb4.conf”を作成します。

# Global parameters
[global]
        dos charset = CP932
        unix charset = EUC-JP
        workgroup = my-ad  
        netbios name = mainsv
        server string = %L : Samba4 server %v
        security = user 
         
client min protocol = NT1
         server max protocol = SMB3
         server min protocol = SMB2_02

        preferred master = no
        wins support = no 
        map to guest = Bad User 
        guest account = nobody 
         load printers = no
         follow symlinks = yes

[homes]
        comment = Home Directories
        writeable = Yes
        create mask = 0755



#Windows側のキャラクターセットをCP932
# FreeBSDの日本語文字コードははEUCなので、EUC-JP
#参加するワークグループ名
# NetBIOS名

# 認証方式。とりあえず、ローカル認証にしておく
# 明示的にマスタブラウザになる事を抑止する
# 明示的にWINS サーバーして機能する事を抑止する
#  不正なユーザをゲストとして扱う
# ゲストアカウント
# プリンタ共有を無効化
#シンボリックリンクのを追跡処理を有効化(注*3


# ホームディレクトリはブラウズしない。
# 書き込みを許可する
# ユーザー以外のアクセスを不許可

 

拙宅では、まだ”samba3.x”な”NTドメインコントローラが生きているので😅SMBのバージョン設定に関する以下のパラメーターをあえて設定しています😅。

  • client min protocol = NT1
  • server max protocol = SMB3
  • server min protocol = SMB2_02

samba3.x”や”WindowsXP以前のPC”がネットワーク上にいなければ、これらのパラメータをあえて設定する必要はありません😀

 

root@mainsv:# /usr/local/bin/testparm ; コンフィギュレーションの確認

 

 

root@mainsv:# reboot ; 再起動

 

3)動作確認

サーバー上で動作状況を確認します。

root@mainsv:# /usr/local/bin/smbclient -L mainsv ; ローカルサーバーへの接続確認。
root@mainsv:# /usr/local/bin/smbclient -L ad-dc -U adoministorator ; ActiveDirectoryドメインコントローラへの接続確認。

 

エラーが出ていますが、SMB1なWorkgroup名の取得に関するものなので、問題ありません。

【次回に続く】

 

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*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:例えば、libiconvの設定変更に伴う再コンパイルが必要になった時など。

*3:クラッカーが何らかの方法で、システム領域などにシンボリックリンクを張った場合、重大なセキュリティリスクになりえます
このため、このパラメータを”yes”にする場合、十分な注意が必要です。