投稿ネタが前後してしまいますが、スイッチ/ネットワークインターフェースカード(NIC)を数メートル以内の短距離で直結し、高速通信を実現するDirect Attach Copper(DAC)ケーブルを試して見ようと思います。
サーバーとスイッチが同じラックの近傍に設置されていれば意味のあるケーブルです。
拙宅ではパソコンラックとファイルサーバーは分離して、移動できるようにしてあるため、ほぼ活用する事はなさそうなので、単なる知的好奇心です(^^;;)。。。【注*1】。
- 小生の健忘禄、兼作業記録になっていますことをお詫び申し上げます🙇♂️
7. DACケーブル接続を試す
(1)"SFP+ポート"間の接続方法比較
"SFP+ポート"間を10GbEで接続する方法としては、
- )”10GbE-T”SFP+モジュール+CAT6ケーブル
- )”10GbE-SR”SFP+モジュール+OM3光ケーブル
- )DACケーブル
の3方法があります。
SFP+モジュールの比較
| 比較項目 | DAC | 10GbE-T | 10GbE-SR | 2.5GbE-T | 1GbE-T | |
| ケーブル | 種別 | SFP+モジュール 一体型 |
CAT6 | OM3 | CAT5e | |
| 太さ | Φ4.5mm程度 | Φ7.5mm程度 | Φ2.0mm程度 ×2本 |
Φ5.5mm程度 | ||
| SFP+ モジュール |
使用時温度 | 常温 (スイッチの 温度と同じ) |
高温 (60~80℃程度)注*2 |
中温 (40℃程度) |
中高温 (50~60℃程度) |
中温 (40℃程度) |
| 価格 | ¥2,500程度~ (ケーブル込み) |
¥5,000程度~ (ケーブル除く) |
¥3,500程度~ (ケーブル除く) |
¥3,000程度~ (ケーブル除く) |
¥2,500程度~ (ケーブル除く) |
|
このうちのDAC接続に使うDACケーブルには、
- 内部に信号処理回路がなく、消費電力が非常に低い”パッシブDAC”(最大5m)
- 内部に信号補正回路がある、”アクティブDAC”(最大10m程度)
の2種類があります。
何れも、1GbE-T/2.5GbE-T用CAT5eケーブルよりは細いですが、CAT5eケーブルより硬いため取り回しに難のあるケーブルです😅。
ただ、光トランシーバーとケーブルを個別に買うより安価で、消費電力や遅延が少ないというメリットもあります😀。
(2)DACケーブル選定
今回は、内部に信号処理回路がない、安価な”パッシブDAC”を試して見ます。
選んだのは、”10GTek製”の”パッシブDAC”ケーブルです。¥2,298でしたので、お試しと好奇心を満たすには、お手頃なお遊び価格だと思います。
ラインナップとしては、0.5m~7mまであり、1mにしようかとも思いましたが、L3スイッチとテストフレームとの間の距離を考えて,2mの物にしました。
あまり長すぎると、試す意味がなくなりそうですし、試した後の活用方法に悩みそうですし。。。
(3)DAC接続
L3スイッチとコンピューター側のSFP+ポートにDACケーブルのSFP+モジュールをしっかりと差し込みます。
(4)動作確認&10GbE-SRとの速度比較
1.)確認用プログラムのインストール
動作確認と、10GbE-SRとの速度比較のために、今回は”iperf3”プログラムを使うことにしました。
まずは、実稼働中のファイルサーバーとM/B交換準備作業中のコンピューター、それぞれに、”pkg install iperf3”で”iperf3”をインストールしておきます。
2.)確認前準備
まず、実稼働中のファイルサーバー上で、”iperf3 -s "でサーバープログラムを実行しておきます。
3.)確認と速度比較
クライアント側で”iperf3 -c [サーバー側のIPアドレス]"で通信状況を確認します。
DAC接続

10GbE-SR接続

DAC接続でも通信は安定的にできているようです。
速度的にはDAC接続/10GbE-SR、いずれも2.35Gbit/secですので、違いません😅。
最も、”iperf3 "サーバープログラムの動いているマシンは、”2.5GbE-T”×2をリングアグリゲーション(LAG)でL3スイッチと接続しているので、この部分がボトルネックになっているようです🤔。
ただ、、”iperf3 "サーバープログラムの動いているマシンはLAGと言っても、このテストでは、”2.5GbE-T”1本しか使っていないようなものですので、”2.35Gbit/sec”は”2.5GbE-T”の性能をフルに発揮させているといえるかもしれません🤔。
メインファイルサーバーは、複数のNFSクライアントにファイルサービスを行っているので(すべてのNFSクライアントは”2.5GbE-T”化を終えています。)、メインファイルサーバーを10GbE化した際は、NFSクライアント側は”2.5GbE-T”の性能をフルに発揮できそうです😀。
また、10GbE同士での接続であれば、違いが出るのかもしれません🤔。。。
テストの終わったDACケーブルは、ラック内でのSFP+同士の接続の際に有効利用しようと思います。
【次回に続く】
