思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

外部Discユニットとの接続を"eSATA"から"SAS"に変更(3):ポートマルチプライヤー固定パーツ制作[1]

前回、外部DiscユニットのeSATAポートをSASポートに変更しましたので[*1]、今回は、ポートマルチプライヤー(PMP)をユニット内部に固定するパーツを作ろうと思います。【注*2

  • 小生の健忘禄、兼作業記録になっていますことをお詫び申し上げます🙇‍♂️

元々、アーカイブユニット(外部Discユニット)は、メインの”5吋ハーフベイ×4のエンクロージャー”とサブの”5吋ハーフベイ×2のエンクロージャー”で構成していました。

外部Discユニットには、それぞれにポートマルチプライヤー(計2個)を内蔵させて、でサーバー本体と2本のeSATAケーブル(SATA1/2)接続していました。

今回、”外部Discユニットとの接続を"eSATA"から"SAS"への変更”では、
SASケーブルが1本のケーブルでSATA機器を4台接続できる特徴を生かして、
アーカイブユニットの内部空間に余裕のある、一つ目のアーカイブユニットに2個ポートマルチプライヤーを、メインアーカイブユニットに集約して内蔵させることにします。

1,  ポートマルチプライヤー(Port Multiplier/PMP)

これまでは、レガシなSCSI用アンフェノール50ピンメスコネクタ取付穴に直接取り付けられる、入力として”eSATA”ポートを持つ、ポートマルチプライヤーを使ってきました。

ポートマルチプライヤーを内蔵させるにあたり(*3)、フラットなライザーカードタイプのポートマルチプライヤーを調達しました。

《※以下参考》

2. ポートマルチプライヤーマウントパーツの制作

使っているケースには、アナログオーディオ用RCAジャックパーツを固定するための穴(写真赤丸部分)が開いています。

また、余計な穴を塞ぐために、前回[*4]、追加で切り出したアンフェノール50ピンメスコネクタ取付穴用のアルミ製Lアングルが2個ありますので、この2つを組み合わせてポートマルチプライヤーマウントベースを作っていきます。

2個のアルミ製LアングルをT字状に君合せることにして、内側にせり出している縦のLアングルに、t1.5mmのアルミ板から切り出す”ポートマルチプライヤー取り付けベース”を固定する事にします。

ケースに2個のアルミ製Lアングルに仮止めした後、垂直側のLアングルの穴にマジックを使って、水平側のLアングルに穴あけ位置をマーキングします。

この時、L定規を使って垂直を出すようにしておきます。

水平側のLアングルにマーキングした穴あけ位置にポンチでしっかりと凹みを付けておきます。
ポンチを打った場所を、Φ1.5mmのドリルで穴を開けた後、若干の遊びを作るためにΦ3.2mmのドリルで穴を広げます。

穴あけには、こちらの電動ドライバーとドリルチャックを使いました。

LアングルをT字状に仮組します。
仮組したLアングルを外部Discユニットに取り付けてみます。

取り付けてみたところ、ポートマルチプライヤー取り付けベース下部のクリアランスが少々、少ない感じがしますので、1段上のアンフェノール50ピンメスコネクタ取付穴に取り付けることに方針転換します。

仮組したLアングルを、1段上のアンフェノール50ピンメスコネクタ取付穴に取り付けます。

L定規で2本のLアングルが直角になるようにした後、RCAパーツ取付穴(写真赤丸位置)からマジックでマーキングをします。

マーキングした部分をポンチでしっかりと凹みを付けておきます。

ポンチを打った場所を、Φ1.5mmのドリルで穴を開けた後、Φ2.5mmのドリルで穴を広げます。

M3中タップでタップを切ります。

再び、Lアングルを仮組し、外部Discユニットに取り付けてみます。

今度は、上下に適当なクリアランスが確保できた感じです。

3. ポートマルチプライヤー(PMP)取り付けベースの制作

(1)ポートマルチプライヤーのサイズ確認

取り付けベースのサイズを決めるために、2つのポートマルチプライヤーのサイズを確認しておきます。

(2)型紙作りと取り付けベースサイズ確認

サイズの現物合わせのために、段ボールを使って、取り付けベースサイズを決めます。

サイズとしては、SATAケーブルの取り廻しを考えて、入力と出力のSATAポートが水平方向を向くように取り付けたいと思います、

段ボールを幅100mmで長方形に切り出します(*5)。

切り出した長方形の段ボールを養生テープで”マウントパーツ”に取り付けます。

PMPの入力側SATAポートに、"SFF-8643/SATA"変換ケーブルを取り付けます。
段ボールにPMPを合わせて、配置して、SATAケーブルに極端なテンション*6)が掛からない水平位置を段ボールにマジックでマーキングします。
アルミ製の取り付けベースの裏表に一枚ずつPMPを固定する予定ですので、段ボールの裏表で同じように確認します。
おおよそ、12.7mmでしたので、PMP取り付けベースのサイズは130mm×105mmにしようと思います。
(3)PMP取り付けベースの切り出し

まず、”PMP取り付けベース”サイズのt1.5mmアルミ板を切り出します。

t1.5mmの(*7)アルミ板に130mm×105mmの切り出し線を油性マジックで墨だしします。

縦横の墨だし線の外側2mm程度の位置にポンチを打ちます(写真青〇位置)。

ポンチを打った場所をΦ1.5mmのドリルで穴を開け、マジックの交点に穴が接するまで、徐々に太いドリルで穴を広げていきます。

再び、ミニテーブルソーの出番です。

油性マジックで書いた切り出し線の上に”タップ&ドリルオイル”を少々多めに塗ります。
途中で切れが悪くなった場合には、”タップ&ドリルオイル”を追加します。
2本の切り出し線の交点にあけた穴まで達したら、もう一辺も同じようにカットします。
30mm×105mm×t1.5mmのPMP取り付けベース用アルミ板が切り出せました。

ちなみに、切り出し線の交点を穿孔してから、テーブルソーで切ることにより、アルミ板の無駄が少なくできます(*8)。

次工程に移る前に、切り出したアルミ板を中性洗剤でよく洗って、”タップ&ドリルオイル”をしっかり落として、乾かします

(4)PMP取り付け穴加工
PMP基盤をテンプレート代わりにベース用アルミ板の裏表に油性マジックで取り付け穴位置を仮マーキングします。

油性マジックで仮マーキングした取り付け穴位置が干渉していないか確認します。

"A面 (PMP1:緑色基盤側/新規調達PMP)"をノギスで測ると、端からおおむね19.5mm。

"B面 (PMP2:青色基盤側)"にノギスを当てると一応、干渉しないような感じです。

念のため、差を確認すると5mm程度です。

PMP取り付け用にM3のタップを切る予定ですので、余裕がありません。

念のため、"A面 (PMP1:緑色基盤側)"を+5mm程度背面側にセットバックさせることにします。

セットバックを加味したA面 (PMP1:緑色基盤側)"の取り付け穴位置を軽く、ノギスを使ってケガキ線をいれます。
油性マジックでマーキングした穴あけ位置とL定規を使ってケガキ線を追加します。

2か所のケガキ線の交点が、"A面 (PMP1:緑色基盤側)"の取り付け穴中心にあるかを確認しておきます。

取り付位置がずれていると、基盤を取り付けた際に基盤に余計なテンションがかかり基盤を痛ることがあるため、丁寧に確認しておきます。

"B面 (PMP2:青色基盤側)"も同じように、ケガキ線を追加した後、4か所のケガキ線の交点が取り付け穴中心にあるかを確認しておきます。

"A面 (PMP1:緑色基盤側)、"B面 (PMP2:青色基盤側)"の穴あけ位置にポンチをしっかり打ちます。

ポンチをしっかり打ちこむと反対側に突起が出るので、干渉する可能性のあった位置の確認をします。

取り付け穴位置が干渉する可能性はないので、それぞれの穴あけ位置にφ2.5mmの穴を開けます。
M3タップを切っておきます。
(5)PMPと取り付けベースの仮組み上げ

本工程を行う前に、切り出した/タップ切りしたアルミ板を中性洗剤でよく洗って、”タップ&ドリルオイル”をしっかり落として、乾かします

それぞれの穿孔穴にM3ビスを取り付けます。
それぞれのビスに”メス/メス”M3金属スペーサーを"A面 (PMP1:緑色基盤側/写真左側)、"B面 (PMP2:青色基盤側/写真右側)"それぞれに取り付けます。
基盤が無理なくねじ止めできるかを確認しておきます。
取り付けベース/ネジの頭が基盤に接触していないか確認しておきます。

確認できたら、一旦、すべてをばらします。

次回に続く

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出典・引用・備考

*1:

*2:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*3:これまで使って来た”eSATA”ポートを持つポートマルチプライヤーだと、
eSATA-SATA変換パーツをかませる必要が出るため、使い道を考えて他の用途に転用する事にしました。

*4:

*5:PMPの幅はそれぞれ102mm、92mmでしたので、仮のサイズとして100mmにしました

*6:SATAケーブルに過度なRがついて、ケーブルに負担/損傷が付かない水平位置。

*7:t1.0mmでも大丈夫だと思いますが、今回はそれなりに折り曲げ強度のあり、後でLアングルと結合させるためのタップをしっかりと切りたいのでt1.5mmを使うことにしました。

*8: