思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.5】メインファイルサーバーのフルメンテナンス(9):データ領域<1>の再構築[3]ファイルシステム領域の移動

再構築した”データ領域<1>”のzfs/poolのイニシャライズが終わりましたので、”ホーム領域”に退避していたファイルシステム領域の内、”バックアップ用領域”と”ftpサービス用領域”を”データ領域<1>”に移動して、”ホーム領域”の空き容量に余裕を持たせます。*1

  • 小生の健忘禄、兼作業記録になっていますことをお詫び申し3上げます🙇‍♂️

”バックアップ用領域”は、ActiveDomainコントローラ(AD-DC)に接続したストレージ[*2]にサルベージしてある”バックアップデータ”と差分を確認して、最終的にはメインファイルサーバーから”バックアップ用ファイルシステム領域”は削除する予定にしています。

1. 上位2層のファイルシステム領域を作成

”バックアップ用領域”と”ftpサービス用領域”は、ルートディレクトリから3層下に配置することにしています。

いきなり、”バックアップ用領域”と”ftpサービス用領域”を作ろうとすると、zfsに叱られますので、上位2層のファイルシステム領域を作っておきます。

 

root@mainsv:# zfs create pooln1/myshare ;
root@mainsv:# zfs create pooln1/myshare/Share  ;
root@mainsv:# zfs list ;

 

前回[*3]”pooln1”のマウントポイント設定を解除しましたので、新しく作った2層分の”ファイルシステム領域”のマウントポイントは設定されません。

2. ”バックアップ用ファイルシステムの移動”

(1)ファイルシステム領域の作成

 

root@mainsv:# zfs create pooln1/myshare/Backups ;
root@mainsv:# zfs list ;

 

 

(2)マウントポイントの設定

ファイルシステム領域の複製を作成するために、新しいファイルシステム領域に仮のマウントポイントを設定します。

マウントポイントを設定すると、自動的にマウントされます。

root@mainsv:# zfs set mountpoint=/pooln1/myshare/Backups pooln1/myshare/Backups ;
root@mainsv:# df ;

 

(3)ファイルシステム領域のコピー

”ホーム領域”に退避しておいた”ファイルシステム領域”を”データ領域<1>”にrsyncを使って複写します。

 
root@mainsv:# rsync -avh /myshare/Backups/ /pooln1/myshare/Backups/ ;
(4)マウントポイントの再設定
root@mainsv:# zfs umount /myshare/Backups  ; まずは、”ホーム領域”に退避しておいた”ファイルシステム領域”をアンマウント。
root@mainsv:# zfs umount /pooln1/myshare/Backups  ; 新しいファイルシステム領域に仮のマウントをアンマウント。
root@mainsv:#  zfs set mountpoint=none pooln0/myshare/Backups  ; 退避しておいた”ファイルシステム領域”のマウントポイントを削除。
root@mainsv:#  zfs set mountpoint=/myshare/Backups pooln1/myshare/Backups  ; 新しいファイルシステム領域にマウントポイントを再設定。
root@mainsv:# zfs list    

 

(5)移動済ファイルシステム領域のマウント

新しいファイルシステム領域にマウントポイントを再設定しても、自動的にはマウントされませんので、マウントします。

root@mainsv:# zfs mount pooln1/myshare/Backups  ;
root@mainsv:# df ;

 

(6)移動前ファイルシステム領域の削除

”ホーム領域”に退避しておいた”ファイルシステム領域”を残しておくと、混乱の元になるので、思い切って削除してしまいます。

root@mainsv:# zfs destroy -r pooln0/myshare/Backups  ; snapshotを作ったので、”-r”オプションを付けないとファイルシステム領域を削除できない。
root@mainsv:# zfs list ;

 

2. ”ftpサービス用ファイルシステムの移動”

バックアップ領域の移動と同じ手順でftpサービス用ファイルシステムも移動してしまいます。

3.  zfsのシステム障害対策

(1)スナップショット作成

障害を発生させてしまったときのために、この段階での”ホーム領域”と”データ領域<1>”のスナップショットを作成しておきます。

root@mainsv:# zfs snapshot -r pooln0@yymmdd    
root@mainsv:# zfs list -t snapshot pooln0    

 

root@mainsv:# zfs snapshot -r pooln1@yymmdd    
root@mainsv:# zfs list -t snapshot pooln1    

 

(2)スクラブ設定

同じく、”ホーム領域”と”データ領域<1>”にスクラブ設定を行っておきます。[*4

 

root@mainsv:# zpool scrub pooln0 ;
root@mainsv:# zpool status -v pooln0 ;

 

root@mainsv:# zpool scrub pooln1 ;
root@mainsv:# zpool status -v pooln1 ;

スナップショット作成はあっという間に終わりますが、スクラブ設定はデータ容量によってはそこそこ時間がかかります。

スクラブの処理中でも作業はできますが、パフォーマンスがかなり落ちるので、スクラブ処理が終わるのを待つことにします。

【次回に続く予定】

😅😀😑🤔😵😢

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:

*3:"メインファイルサーバーのフルメンテナンス(9):データ領域<1>の再構築[2]zfs/poolの作成"

*4: