前回[*1]、FreeBSD13.4なサーバーをsambaスタンドアロンサーバーに設定しましたが、
今回は、アクティブドメインコントローラー(AD-DC)にドメインメンバーサーバーとして登録しようと思います。【注*2】
1. samba認証設定を変更
1)smb4.confの修正
| root@freebsd13.4:# cd /usr/local/etc | ; | ディレクトリ移動。 |
| root@freebsd13.4:# vi smb4.conf | ; | smb4.confを修正。 |
下記の黄色字/緑字部分を追加・修正します。
| 修正前 | 修正後 | 備考 |
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[global] [..] |
[global] [..] |
”スタンドアローンサーバー”から ”ドメインメンバーサーバー”に変更。 AD-DCの認証を受けるために、” realm名(レルム名)”を設定。 kerberos認証方法を指定。 エラー時の問題解決のために、 sambaのログ設定を定義。 winbind を設定。 PCのSIDと UnixのUID/GIDとの 紐づけ設定。 |
2)testparmで設定を確認
sambaの”testparm”コマンドで、修正したsmb4.confファイルに誤りがないか確認しておきます。
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root@freebsd13.4:# /usr/local/bin/testparm |
; |
修正結果の確認。 |

修正した内容に、Typeや、設定内容の競合について、”エラー”/”警告”が表示されなければ、次の作業に移ります。”エラー”/”警告”が表示された場合は、”エラー”/”警告”が表示されなくなるまで、smb4.confの内容を確認して修正します。
3)Kerberosの設定
Kerberos 設定ファイルを新規に作成します。
| root@freebsd13.4:# vi /etc/krb5.conf | ; | Kerberos 設定ファイルを新規作成。 |
下記の内容で新規に作成します。
| [libdefaults] default_realm = MY-AD.MY-SITE.JP dns_lookup_realm = false dns_lookup_kdc = true [realms] MY-AD.MY-SITE.JP = { kdc = ad-dc.my-ad.my-site.jp admin_server = ad-dc.my-ad.my-site.jp default_domain = my-ad.my-site.jp } [domain_realm] .my-ad.my-site.jp =MY-AD.MY-SITE.JP my-ad.my-site.jp =MY-AD.MY-SITE.JP [logging] kdc = FILE:/var/log/krb5kdc.log admin_server = FILE:/var/log/kadmind.log |
# smb4.confで設定したレルム名を指定 # smb4.confで設定したレルム名 # マスターKDCに、AD-DCのホスト名を指定。 # マスターKDCと同じサーバーを指定。 # ADドメイン名 # レルム名とADドメイン名の紐づけ # レルム名とADドメイン名の紐づけ |
4)/etc/hostsファイルの修正
/etc/hostsファイルに自身のFQDNを設定しておきます。
| root@freebsd13.4:# vi /etc/hosts | ; | hostsファイルの修正。 |
下記の黄色字部分を追加します。
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[..] # 192.168.aaa.xyz freebsd13.4freebsd13.4.ad-dc.my-ad.my-site.jp |
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5)winbind デーモンの有効化
/etc/rc.confファイルを修正してwinbind デーモンの有効にします。
| root@freebsd13.4:# vi /etc/rc.conf | ; | rc.confファイルの修正。 |
下記の黄色字部分を追加します。
|
[..] |
|
設定を反映させるために、再起動します。
| root@freebsd13.4:# reboot |
2. ADドメインへの参加と確認
1)ADドメインへの参加
有効な”DominAdmins”メンバーで、メンバーサーバーをAD-DCに登録します。
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root@freebsd13.4:# net ads join -U administorator |

ここで、”DNS Update for [ホスト名] failed: ERROR_DNS_UPDATE_FAILED.”と”DNS update failed: NT_STATUS_UNSUCCESSFUL”が発生していますが、いずれも”動的DNS”に関するものです。
今回登録してようとしているAD-DCでは、”動的DNS”を無効にしているので、このエラーが出ています。
このエラーが出ても、AD-DCへのメンバーサーバの登録は正常に終了します。
また、今回の場合はNISからホスト一覧を別途、DNSに登録済み[*3]のため、現状、実用上の問題はないと判断しています。
2)メンバーサーバー上の”smbclient”で確認
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root@freebsd13.4:# smbclient -L ad-dc -U administorator |
パスワードを要求されるので、ADユーザーのパスワードを入力します。
正常に認証されると、Windowsパソコンで見えている、AD-DCの共有リストが表示されます。
