VirtualBox専用機にしている”"Ubuntu24.04”なマシンで、”システムディスクが読めない”と言われたことがあったので、S.M.A.R.T.値を確認しておこうと思います。【注*1】
Unix系(FreeBSD/Linux)で、ハードディスク(HDD)のS.M.A.R.T.値を確認するためには、”smartmontools”が必要です。
1. smartmontoolsのインストール
| user@Ubuntu:~$ sudo apt install smartmontools | ; | インストール。 |
2. S.M.A.R.T.値の確認
Windows10/11の”CristalDiskInfo”では、”ベンダー情報”と”S.M.A.R.T.値”の両方が得られますが、Smartmontoolsでは、別々のコマンドで得る必要があります。
1)デバイスの確認

このマシンには、システムディスク(/dev/sda)とVituralBoxVMS用(/dev/sdb)がついているので、2つ表示されています。
2)”ベンダー情報”の取得
ベンダー情報は”-i”オプションで得ることが出来ます。
| user@Ubuntu:~$ sudo smartctl -i /dev/sda | ; | ベンダー情報を確認。 |

使っているのは、WD Blue 160Gbyte。
古いディスクですが、Linuxのシステム(と必要最小限のアプリ)を入れるだけなので、十分です。
3)”S.M.A.R.T.値”の取得
”S.M.A.R.T.値は”-A”オプションで得ることが出来ます。
| user@Ubuntu:~$ sudo smartctl -A /dev/sda | ; | S.M.A.R.T.値を確認。 |

通電時間(S.M.A.R.T.値09)は、6303時間。
年数のわりにあまり使っていませんでした。
S.M.A.R.T.値05/C5/C6を確認します。
”CristalDiskInfo”では、ID”C5/C6”は16進数表記ですが、
”smartmontools”では10進数表記です。
16進数”C5/C6”は、10進数では”197/198”になります。
ID:5/197/198の生の値(RAW_VALUE)は、”0”ですので、HDDには問題ありません。
出典・引用・備考
*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。