思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【日曜大工】ドアノブ(ラッチ)が壊れた!!。。。、ので交換

ドアノブ(ラッチ)の設計開閉回数を超えたのか、屋内の扉の開閉が出来なくなりました。まあ、20年間使いましたので(^^;;;)。。。

業者さんを呼べば万単位で費用がかかりそうな気がしたので、自分で交換して修理することにしました(^O^)。【注*1

1. その日は突然やってきた

リビングから廊下に出ようとしたら、ドアハンドルを下げても扉が開かず、リビングにとじ込められました😵。

何回かドアハンドルを動かしたら、開いたので、出ることが出来ましたが、今度は、リビングに入ることが出来なくなりました😅。

ラッチボルト”の動きを観察すると、ドアハンドルを押し下げても、”ラッチボルト”が動かず、”ラッチボルト”が扉内に引き込まれません😢。

ドアハンドルを動かしても”ラッチボルト”が引き込まれないということは、”ラッチボルト”を引き込むためのパーツ(*2)が内部で欠損もしくは摩耗したと推測🤔。

1年365日、20年間、一日平均20回開閉したとすると、14万6千回の開閉

内部にいろいろ機械的パーツが入っていると想像できるので(*3)、約15万回の往復動作は民生用部品としては十分な耐久性だっとは思いますが。。。

ちなみに、代替品を探しに行った際、とっておいた処方薬の袋にいれていた”ラッチ”をホームセンタで見たら、内部が見えないほどの金属粉が😅。

ここまで、金属粉が出るということは、内部に入っているべきグリスが機械的動作部分に塗られていなかったのか、往復動作を繰り返しているうちに切れてしまったのか、わかりませんが。。。

2. 緊急避難的応急処置

暑いさなか、ドアを閉めることが出来ないのでは、リビングが灼熱地獄になってしまいます😵。

とりあえず、家の中で、これまで開閉回数が少なく、あえて、基本的に開放状態にしている場所のラッチと交換することしました。ただ、当該場所とリビングでは扉の開閉方向が左右逆です😅。

それでも、リビングが開放状態になるよりはましと、緊急避難的に当該箇所の”ラッチ”を取り外して、リビングの扉に取り付けました。

左右逆の状態を変更せずに緊急避難的に交換したので、ハンドルを上げないと”ラッチボルト”が、扉内部に引き込まれません😅。

この”ラッチ”はもとに戻す予定なので、大した手間ではないのですが、左右変更の作業は省略し、新しい”ラッチ”が手に入るまでは我慢することにしました。

3.  代替品確保

ラッチ”の型番は”VT7000(SHOWA製?)”。探したところ、”廃版”😢。

(1)間違えた

とりあえず、代替品確保にホームセンターに行き、代替品を探すことにしました。

ホームセンターで買ってきたのは、川口技研製。
バックセットにばかり気を取られて”角芯穴”サイズの確認を怠りました😅。

この商品、”角芯穴”は”7mm”用。

VT7000は、ドアレバー角芯の各辺は”8mm”でしたので、使えません😢。

致し方ないので、返品させていただきました😅。

(2)別部品を確保

真剣にググって探してみたところ、バックセット”50/51mm”のものは多数ありますが、”角芯穴”は”7mm”の物が多く、角芯穴”8mm”のものはなかなか見つかりませんでしたが、何とか、下記を発見。

同じ悩みをお持ちだった方はおいでだったようで、商品レビューで”VT7000”の代替品になりそうだということで、注文😀。

  • この商品、張られていたシールから”2023年製”のようでした。
  • 市場在庫も少なそうでしたので、”VT7000”をお使いの方は、住宅用保守部品として確保しておいた方がよいように、小生は感じました
  • 拙宅では、このラッチがほとんどの扉で使われいるので、交換完了後、問題がないことが確認できたため、小生は住宅補修用ストックパーツとして、2個、追加注文しました。
届いたのは、”ラッチ”のほか、”ストライク受け(壁側用パーツ)”。

ラッチのフロントプレートの4隅は丸みのついていないタイプでした。

4. ラッチ交換

1)ラッチの取り外し
まずは、角芯にハンドルを固定しているネジを緩めます。
ドアハンドルはラッチの角芯穴の固定金具で固定されているため、手で引き抜くのは難しいです。
小生はドアレバーを外した側の角芯を”ゴムハンマー”たたいて、ドアハンドルを引き抜きました😅。

”ゴムハンマー”がない場合は、”当て木をかまして金槌”でたたけば同じように引き抜けます。

化粧パーツの横側のへこみ部分にマイナスドライバーを差し込み、左右交互に化粧パーツを浮かせていき、化粧パーツを取り外します。
取り付け座のボルトを緩めて、取り付け座を取り外します。

最後に、フロントプレートを固定している木ネジを緩めて、ラッチを扉から引き抜きます。

2)新しいラッチボルトを取り付け
ラッチボルトの楔の向きが左右逆になっていても、ラッチ本体に刻印されている上下を間違わないように扉に差し込みます。
  • ラッチ取付穴のネジ位置があっていれば問題ありません。
  • ネジ位置がずれている場合は、一旦カギを取り出して、ネジ穴を広げ、丸棒と木工ボンドを使ってネジ穴を一旦、埋める必要があります。
  • ラッチボルトの楔の向きが左右逆の場合、楔の向きそのものを変更します。
Tips:ラッチの左右変更
  • フロント側からラッチボルトの周りの白いパーツを、ラジオペンチなどで引き抜きます。
  • ラッチボルトの楔形の部分を180°回転させます。
  • 白いパーツを元に戻します。
フロントプレート取り付け穴の間隔が古いものと同じでしたので、今回は、角に丸みのついていない新ラッチ付属のフロントプレートではなく、古いフロントプレートを使うことにしました(*4)。
フロントプレートを付けて、軽くねじ止めします。
完全には締めてしまうと、後で取り付け座をしっかりと固定することが難しくなります。
長尺ナットは切り込みが入っているので、切り込みをマイナスドライバーで押さえながら、取り付け座側のボルトを締めて取り付け座の片方にをしっかりと固定します。

これを行っておかないと、取り付け座をしっかりと固定することが出来ず、ドアハンドルにわずかなガタツキが出ます😅。

長尺ナットを付けた取り付け座を扉に差し込み、反対側からもう片方の取り付け座を固定します。

この時の締め付けトルクは、目盛り4(締め付けトルク約8.5kgf-cm)。

締め付け目盛りはこちらのドライバーの目盛りになります。

この段階で、フロントプレートを止めているネジをしっかり締めます。
取り付け座の化粧パーツを取り付けます。
ハンドルを取り付ければ、ラッチ交換完了です。

最後に、ハンドルを下げた時に”ラッチボルト”が扉側に引き込まれているかを確認して交換作業終了です😀。

電動ドライバーがあれば、15~20分ほどで交換できるかと思います😀。

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機器並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機器や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:ラッチボルトを引き込むためのフックが折れたか、
ドアハンドルの回転を水平方向の動きに変えるためのピニオンとギアが削れたといっ所の気がします。

大量の金属粉が出てきたことを考えると、ピニオンとギアが削れて、咬まなくなったように気がします。

*3:ラッチ本体は溶接で閉じられているので、正確には不明ですが。。。

気が向いたら、何とか開けてみたいと思います

*4:フロントプレート取り付け穴間隔が異なり、フロントプレートの角形状が違う場合、のみなので、扉側の受け部分に加工が必要になります。