思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.4】ファイルサーバーにRAID5エンクロージャー追加(3):システム設定

RAID5エンクロージャーをファイルサーバーに取り付け、ディスクの初期化と設定を行います。【注*1

1. RAID5エンクロージャーの取り付け

ファイルサーバーとRAID5エンクロージャーをラックに収めて、両者を接続。

2. 起動とデバイス名確認

/dev/ada4として認識されています😀。

速度は3Gbpsですので、エンクロージャーに内蔵したHDDの6Gbpsよりも遅いですが、当該マシンのUSBが2.0(480Mbps)よりも早いのでよしとします😅。

まだ何もしていないので、”invalid GPT”と表示されているのが気になりますが😅。。。

ストレージの内蔵RAIDコントローラが、ディスク上の先頭セクタ(セクタ0)を”保護MBR*2として返してる感じです(*3)。

”diskinfo”コマンドでFreeBSDから見た場合の状況を確認しておきます。

root@file_sv:#  diskinfo ada4

3, 初期化とマウント

1)パーティション作成と初期化

ディスクを使うために、パーティション作成・初期化を行っていきます。

root@file_sv:# gpart create -s gpt ada4  ; 新規ディスクをGPTディスクにする。
root@file_sv:# gpart add -t freebsd-ufs  ada4 ; ディスクすべてをFreeBSDのufsパーティションとして割り当てる。
root@file_sv:# gpart show ada4 ; パーティションの確認。
root@file_sv:# newfs /dev/ada4p1 ; パーティションの初期化。
容量が大きいので、初期化には時間がかかります😅。
2)マウントポイントの作成

まずは、マウントポイントを作成します。

root@file_sv:# mkdir /hoge/Replicate ; 複製ファイル保存用ディレクトリの作成。
3)/etc/fstaba修正
root@file_sv:# cd /etc/ ;
root@file_sv:# vi /etc/fstab ;

 

下記の黄色字部分を追加します。

# Device        Mountpoint      FStype  Options Dump    Pass#
/dev/ada0a      /               ufs     rw      1       1
/dev/ada1b      /tmp            ufs     rw      2       2
/dev/ada1d      /var            ufs     rw      2       2
/dev/ada1a      none            swap    sw      0       0
#
/dev/ada4p1     /hoge/Replicate   ufs     rw       2       2
[..]

4)マウントと自動マウント確認
/etc/fstabに定義したデバイスをマウントしてみます。

自動起動をして起動時に正常にマウントされるか、確認しておきます。

 

今回、追加した領域は”lsync”/”rsync”を使って、”ActiveDirectoryドメインコントローラ”/”メインファイルサーバー”のディスクをReplicate(複製)させる予定なので、
今のところ、NFSエクスポート設定はしません。

 

”ファイルサーバーにRAID5エンクロージャー追加”【了】

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 IT技術ブログへ

出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:"GUIDパーティションテーブル"、ウィキペディアフリー百科事典、https://ja.wikipedia.org/wiki/GUID%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB、最終閲覧日:2025年7月17日

*3:このエンクロージャー、MBRなユニットにはできないのかもしれません(する気もないのですが😅。。。)。
なお、MBRなディスクにできるかは試していません😅。