思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【QNAP】RAID1エンクロージャーを付ける(2)「準備と取り付け」

RAID1エンクロージャーのハードディスク(HDD)を交換して、QNAPに取り付けます。【注*1

1. 作業手順

  • 小生の、作業手順確認リストになりますことをご容赦頂ければ幸いです🙇‍♂️。
  1. )ファイルサーバーに取り付けてあるRAID1ディスクエンクロージャーの中身をAD-DCの一時領域に”rsync”で複写【了】
  2. )ファイルサーバーをシャットダウン後、RAID1ディスクエンクロージャー(2Bayガチャベイ)を取り外し。
  3. )RAID1ディスクエンクロージャーのハードディスク(HDD)を、新規調達[*2]した"HD-AD8U3/ 8TB"の”内蔵HDD”と”Seagate BarraCuda 8TB”に交換。

  4. )RAID1ディスクエンクロージャーで、RAID1にてボリューム構築。
  5. )RAID1ディスクエンクロージャーをAD-DCに取り付け後、ボリューム作成
  6. )AD-DCの一時領域から、元のデータをRAID1ディスクエンクロージャーにに”rsync”で複写
  7. )”am-utils”NISマップのバックアップファイル保管領域公開元を”ファイルサーバー”から”AD-DC”に変更。

2. RAID1エンクロージャー準備

1)エンクロージャー用ドライブ準備

6月にRAID1エンクロージャーをファイルサーバーに取り付けた際には4TB×2の構成でRAID1を構築しました。

バックアップファイル用としてもう少し容量を大きくしておきたいので、8TB×2にすることにします。

調達したディスクは、「バッファロー 外付け テレビ録画用 8TB」と「Western Digital WD Blue 内蔵 HDD 8TB」。

バッファロー 外付け テレビ録画用 8TB」の内蔵HDDは、”常時録画グレード(WD Purple相当)”ですが、もう一台を”PCグレード(WD Blue相当)”にしたのは、このエンクロージャRAID1なので、故障時期があえてずれる様にするためです(*3

 

まずは、「バッファロー 外付け テレビ録画用 8TB」は分解して中身を取り出します。

これまで、「バッファロー 外付け テレビ録画用 4TB」を4台買いましたが、3台が”Seagate SkyHawk”でした。

今回の「バッファロー 外付け テレビ録画用 8TB」も”常時録画グレード”の”Seagate SkyHawk”😀。
型番は”ST8000VX009”。

エンクロージャーの交換用8TBディスクを2台確保しましたので、交換します。

2)エンクロージャードライブ交換

利用するRAID1エンクロージャーはファイルサーバーに取り付けたもの[*4]を流用します😅。

ファイルサーバーに取り付けていた際に保存したファイルは、前回すべてQNAPの内蔵ディスク側に複写してありますので、単純作業です😅。

当初、装着していたSeagate SkyHawk 4TB”×2を取り外して、”Seagate SkyHawk 8TB”と”WD Blue 8TB”を装着。

ディップスイッチを確認後、QNAPに接続せずに”設定ボタンを押しながら”、”電源ボタン”を押して、RAID1を構築します。

エンクロージャーの”アクセスランプが”青色”になったら、一旦電源を落とします。

QNAPにUSB接続してから、再び、エンクロージャーの電源をONにします。

3)ボリューム作成
エンクロージャーを接続すると、QTS上に”デバイスが検出された”旨、ウィンドウがポップアップするので、【閉じる】をクリックします。
ナビゲーション
(QTS)
コントールパネル
ストレージ&スナップショット
外部ストレージ
接続したエンクロージャーが「RAID 1」ディスク、パーティションが「未初期化」として認識されています。
追加したエンクロージャーをクリックして、”反転表示”させ、右上の【アクション】をクリックすると表示されるプルダウンメニューから【フォーマット】をクリック。
ファイルシステムはデフォルトで”ext4”となっているので、フォーマット】をクリック。
”データがすべて削除される”旨のウインドウがポップアップするので、【OK】をクリック。
フォーマットが開始されるので、少し待ちます。
フォーマットが完了すると準備完了になります😀。
4)ファイルの複写

QNAP内部ストレージにrsyncで複写したデータを、RAID1エンクロージャーに複写します。

ターミナルソフト(TeraTerm等)でAD-DCにログインします。

dfコマンド他で、デバイス他の絶対位置を確認します。

[admin@AD-DC]$ df ; ファイルシステムを確認
[admin@AD-DC]$ cd  /share/CACHEDEV1_DATA/Backups_OLD/ ; 一時的にバックアップファイルを複写したディレクトリを確認。
[admin@AD-DC]$ pwd
[admin@AD-DC]$ cd /share/external/DEV3303_1 ; USB/RAID1エンクロージャーの絶対パスを確認。
[admin@AD-DC]$ pwd

”cp”/"mv"コマンドだとタイムスタンプが変わってしまうことがあるので、"rsync"コマンドを使って、一時的にバックアップファイルを複写したディレクトリをUSB/RAID1エンクロージャーの絶対パスに複写します

[admin@AD-DC]$ rsync -avr  /share/CACHEDEV1_DATA/Backups_OLD/ /share/external/DEV3303_1/

差分ではなく、すべてを複写するため、そこそこ時間がかかるので、しばし放置😅。

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:

*3:特に、RAID1では、常に2台のディスクに同じ頻度でアクセスされます。
同じグレードで、使用開始からの経過時間が同じである場合には、障害発生も同じタイミングになる可能性が高くなります。
RAIDの再構築中に、複写元のディスクに障害が発生すると全データが失われてしまいますので、片方のHDDの障害発生が早まるようにしています。

*4: