ActiveDirectoryドメインコントローラ(AD-DC)のDNS設定を行う前に、新旧のドメイン名が混在していると、混乱してくるので、DNSクライアントの設定を変更しておきます。【注*1】
1. host名の変更
ターミナルを起動し、” hostnamectl ”でホストのFQDNを変更します。
user@ubuntu24.04:~$ sudo hostnamectl set-hostname [ホスト名].hoge.jp |
2. nameserver設定の確認・修正
1)netplanの確認
セットアップ時からDNSサーバー設定(ネームサーバーのIPアドレス)は変わっていませんが、念のため、確認しておきます。
基本的には/etc/netplanにある、ymlファイルの中身を確認し、nameserversのアドレスにAD-DCのIPアドレスが指定されていれば問題ありません。
2)resolv.confの修正
Ubuntuの場合、DNSを引くための設定が複数個所に分かれています。
"nslookup"は、”/etc/resolv.conf”を見ているので、こちらの修正も必要になります。
既に、設定を変更してある場合には、設定変更は不要です。
user@ubuntu24.04:~$ sudo vi /etc/systemd/resolved.conf |
下記の黄色字部分を追加します。
修正前 |
修正後 |
[..] [Resolve] #DNS= |
[..] [Resolve]
|
変更を反映させます。
user@ubuntu24.04:~$ sudo systemctl restart systemd-resolved |
/etc/resolve.confのリンク先を変更します。
user@ubuntu24.04:~$ cd /etc |
user@ubuntu24.04:~$ sudo rm resolv.conf |
user@ubuntu24.04:~$ sudo ln -s ../run/systemd/resolve/resolv.conf . |
【次回に続く予定】
出典・引用・備考
*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。