思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【お家でADドメイン】ドメイン名を変更する(1)「再セットアップ(2):QNAPの初期化」

一通り、必要なデータのエクスポートを終えたので、QNAPをまっさらにしてしまいます(^^;;)。【注*1

1. QNAP初期化

1)初期化方法

初期化方法としては

  1. )QTSのメニューから”初期化”を行う。
  2. )本体の”リセットボタン”をピンで押して、”初期化”を行う。
  3. )ハードディスク(HDD)をNASから外し、PCなどで初期化してから、再セットアップ。

の3パターンあります。このうち、”a.)b.)”は、QNAP の公式ページ[*2]に記載されている方法です。

最後の”c.)”は、”a.)b.)”とは異なり、完全に購入直後の状態(*3)に強制的に行う方法です。

購入直後は、いろいろ試している際に、”完全にまっさらにしたかったので”、”c.)”で行っていましたが、HDDのローレベルでの初期化は時間がかかるので、今回は”a.)”で行うことにします。

2)QTSのメニューから”初期化”

留意事項:!!初期化実施前に、再確認!!

  • 各PCに”ドメインユーザーが作ったファイル”が残っていないか確認します。

    • ドメインユーザーのSIDが変わってしまうので、後からの引き上げはかなり手間がかかります。
  • 必要な設定データの引き上げはすべて終わっているか確認します。

  • NAS上にあるファイルの移動/退避を終えたか確認します。

 

ナビゲーション
(QTS)
コントールパネルシステム
バックアップと復元
工場出荷時設定に復元

 

今回は、管理ユーザー/パスワード以外は”きれいさっぱり”にしたいので、”工場出荷時設定の復元とすべてのボリュームのフォーマット”を選択します。
QTSにログオンする際のパスワードを聞かれるので、”パスワード”を入力して、”OK”をクリック。
現在の管理者を残すかどうか聞かれるので、”復元”をクリック。
初期化が始まります。

ハードディスクのフォーマットにそれなりに時間がかかるので、気長に待ちます。

ブラウザの画面で、”接続できませんでした”と表示されたら、Windowsマシンで”Qfinder”を起動します。

DHCPサーバーがネットワーク内にあれば、IPアドレスが割り当てられた状態で、”Qfinder”が見つけれくれます。

2. QTS初期設定

Qfinder”が見つけたQNAPをダブルクリックすると、ブラウザが立ち上がり、QNAPにhttp接続してくれます。

1)ログオン
QTSをコントールパネルから初期化する際、管理者名と管理者パスワードを保持することにしましたので、初期化前の管理者名と管理者パスワードでログオンします。
”ソフトウェア利用規約”について、同意するか質問されるので、チェックボックに☑を入れて、【続行】をクリック。
QNAPの”プライバシーポリシー”が表示されるので、【続行】をクリック。
QNAPの”プライバシーポリシー”の詳細が表示されるので、【続行】をクリック。
QTSの初期画面が表示される。

何かをクリックすると、”システムデータ収取契約”に関して、ポップアップウィンドウが開きます。

Microsoft Windowsでいえば、”エラーが発生した場合に障害データ送る”かどうかについて聞かれます。

システムの障害データなどをQNAPに送信してよいか聞かれるので、

  • ”送信したくない”場合は、【いいえ】を、
  • ”送信してもよい”場合は【はい】を

クリックします。

【次回に続く】

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出典・引用・備考 

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:"How can I reset my NAS?"、2024-03-05、QNAP Systems、https://www.qnap.com/en/how-to/faq/article/how-can-i-reset-my-nas、最終閲覧日:2025年6月23日

*3:管理パスワードも含めて、すべての情報を完全に除去された状態