PCへのサービス向けサブネットとは別に、サーバー間通信用にサブネットを構築したのに[*1]、”am-utils”によるファイルサーバーからメインファイルサーバーへのNFSマウントをPCへのサービス向けサブネット経由でするのでは意味がありません(^^;;)。
そこで、”am-utils”に与えている、NISマウントマップを修正して、ファイルサーバーから、メインファイルサーバーへのNFS接続をサーバー間通信用サブネット切り替えておきます(^^)。【注*2】
1. NISマウントマップの修正
これまでは、サーバー間の通信と、PC類の通信は同じサブネットで行っていたので、サーバー間用サブネット経由で通信するようにNIS上のam-utilsのマウントマップを修正します。
下記の黄色字部分を追加します。
/defaults wire==192.168.aaa.0;fs:=/tmp_mnt/home/${key};\ type:=nfs;rhost:=192.168.aaa.xyz;\ opts:=rw,resvport,soft,proto=udp \ wire==192.168.bbb.0;fs:=/tmp_mnt/home/${key};\ type:=nfs;rhost:=192.168.bbb.xyz;\ opts:=rw,resvport,soft,proto=udp \ arch==i386;fs:=/tmp_mnt/home/${key};\ type:=nfs;rhost=192.168.bbb.xyz\ opts:=rw,resvport,soft,intr,proto=udp,\ arch==ppc;fs:=/tmp_mnt/home/${key};\ type:=nfs;rhost=192.168.bbb.xyz;\ opts:=rw,resvport,soft,intr,proto=udp,\ rsize=512,wsize=512 # * host!=192.168.bbb.xyz;rfs:=/nfs/Home/${key} \ host==192.168.bbb.xyz;type:=link;fs:=/nfs/Home/${key} |
; ; ; ; ; ; |
192.168.aaa.0側のNICがある場合、メインファイルサーバーの192.168.aaa.0側に接続 デフォルトのNICしかない場合、メインファイルサーバーの192.168.bbb.0側に接続 メインファイルサーバーでない場合、NFSで接続。 メインファイルサーバーの場合、シンボリックリンクを張る。 |
2. 動作確認
(1)NISマップの更新
コンソールで、”root”としてログイン。
(2)マウント状況の確認
"df"コマンドでマウント状況を確認し、サーバー間通信用サブネット経由で、メインファイルサーバーのディスクをマウントしていれば、設定完了です。
【次回に続く予定】
出典・引用・備考