しばらく前に、WiFiルーターをインターネットに近づけるために、スプリッターを用いたプチ改修を行ったのですが、
再現性も明確でなく、理由がよくわからないのですが、どうも挙動が怪しいことに😅。。。
【注*1】。
1. WiFi経路のプチ改修
(1)前にやったプチ改修
少し前の事ですが、リビングにあるネットワーク機器類の内、
WiFiルーター(@リビング)とブロードバンドルーター(@書斎)と直接つなげるため、
WAN側通信の多いWiFi系とLAN側通信の多いスイッチをスプリッターを使って、
物理的にネットワークを分離し、WiFiルーターをブロードバンドルーター(@書斎)に直接接続しました[*2](下図)。
(2)その後。。。
その後、WiFiに特に問題はないのですが、VODを見ようとすると、
- ”Androidのデータロードを示すくるくる回る円”がやたら出て、時間が掛かったり
- ”システムエラーです”と言われたり
- etc.、etc.
と再現性のない現象が、時々でるようになってきました😢。
2. 原因を推察してみる
(1)”100Mbpsのせい”??
イーサーネット(LAN)は、2本のツイストケーブルが4組(ペア)で構成されていて、スプリッターを使えば、2組(ペア)を一つの回線として、ツイストペアケーブル1本で2回線を通信させる事も可能です。
ただし、規格上、速度は100Mbpsまでになります😅。
速度低下による影響も考えられるのですが、WiFiでも、VODでも問題なく使えている場合がほとんどですし。。。
(2)”エイリアンクロストークかな”??
使用状況を思い出してみると、WiFi/VOD両方でそれなりの通信を行っている時のような気もします🤔。。。。
一本のツイストペアケーブルで2回線にそれなりのデータが同時に流れている場合に通品品質が落ちているとすると、
2回線間のエイリアンクロストーク[*3](相互干渉)の可能性も否定できません。
ツイストペアケーブル1本で2回線を通信させる方法は、
エイリアンクロストークがほぼ問題にならなかった100Mbpsでも十分な時代の、かなりレガシーなやり方ですので😅、
100Mbpsだと帯域を目一杯使いそうな現在では、エイリアンクロストークの可能性も否定できません😅。
さりとて、エイリアンクロストークが原因であるかの確証を得るための計測機器はおいそれと手が出せるものでもありません(*4)。
3. 再改修
結局、1段、スイッチをかますことになりますが、スプリッターの利用をやめ、
【WiFiルータ/その他の機器】<-(1GbE)->【L2+スイッチ】<-(1GbE)->【L3ルーター】
に再改修。
1週間ほど様子を見ていますが、VODも一応安定し、少なくとも”システムエラーです”とは言われなくなった感じです。
宅内に10GbEの幹線(バックプレーン)敷設の検討を、本気で始めないといけないかもしれません😅。
4.ちなみに
今後、主流になる(であろう)Over1GbE(2.5GbE/5GbEや10GbE)では、エイリアンクロストークを無視できない状況が生じそうです。
ある程度の長さ(*5)、LANケーブルを並行させて敷設する場合には、
- "CAT7以上のシールド付きツイストペアケーブル"
- ”CAT6A”で、端末のシールド処理が不要なWARPテープを使用したツイストペアケーブル”
- 光ケーブル(OM3以上?)
での敷設が必要になりそうです😅。