思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【FreeBSD13.4】ファイルサーバーのメンテ(3):O/Sのインストール

最小構成のマシンにFreeBSD13.4(O/S)をインストールします。【注*1

1.事前準備(インストールディスク作成)

  • FreeBSDのミラーサイトから、ISOイメージファイル(FreeBSD-13.4-RELEASE-amd64-dvd1.iso)を適当な場所に、ダウンロードします。
  • isoファイルのサイズは4.8Gbyteありますので、1層のDVDには書き込めません
  • 2層のDVD(DVD-DL)を用意して、別のマシンでISOイメージをDVD-DLに書き込んでインストールディスクを作成します。

2.FreeBSDのインストール

  • 手順的には過去投稿[*2]とほぼ同じになります。
  • 小生の健忘禄代りになっていることをご容赦いただければ幸いです。
(1)インストーラーの起動

電源をいれ、DVD/BluRayドライブにインストールディスクを装着する。

ブートデバイスからDVD/BluRayドライブを選択すると、インストーラーが起動する。
(2)インストール種別の選択
インストールの種別を聞いてくるので、タブキーで「<Install>」を選択し、エンターキーを押す。(*3
(3)キーマップの選択
キーマップを聞かれるので、上下矢印キーで「Japanese106」を探し、「スペース」キーを押す。
「スペース」キーを押すと、「Test jp.kbd Keymap」にカーソルが移動するので、「エンター」キーを押します。
{}[]`@~^|_#$%"」あたりを入力して、正しく、入力できるか確認します。
”Continue with jp.kbd keymap”を選択し、<Select>でエンター。
(4)ホスト名の設定
ホスト名を設定する。
この時、ホスト名はFQDNにしておく。
(5)追加コンポーネントの選択

追加のコンポーネントをインストールするかどうかを聞かれます。

各種作業を行うに際して、後から、コンポーネントを追加するのはかなり手間がかかりますので、すべてをインストールしておきます。
(6)ファイルシステムの選択

ZFS」「UFS」のどちらを使うか、もしくは「自分で細かく設定するか」、「コマンドラインで設定するか」を聞かれます。

とりあえず、設定項目の少ない「UFS」を選択します(*4)。

(7)インストール先ディスクのパーティション設定
今回は、起動用ディスク用としてSSDを、書き込みの多い領域用にHDDを装着しているので、マニュアルでパーティションを設定。
起動用ディスク用SSD(ada0)にはUEFI用の領域と、ルートをマウント。
書き込みの多い領域用HDD(ada1)には、"swap"/"tmp"/"var"を配置。
<Finish>を反転後、エンターを押すと、ディスクに書き込んでよいか聞かれるので、<Submit>を反転し、エンター。
パーテイションの書き込みと、初期化が行われる。
(8)システムのインストール
最初に、展開するファイルのCheckSUM確認が行われる。
CheckSUM確認が終わると、パーティションに展開される。
(9)パスワードの設定
root のパスワード設定が求められるので、パスワードを設定する。
(10)ネットワークの設定
ネットワークアダプタNIC)の設定を行うか聞かれるので、<OK>でエンター。
DHCPを利用するか聞かれるので「<NO>」を反転表示させ、「エンター」。
IPアドレス」、「サブネットマスク」、「デフォルトゲートウェイ」を設定し、「Tab」キーで移動し、「<OK>」を反転表示させ、「エンター」。
IPv6の設定を行わないので、「<No>」を反転表示させ、「エンター」。
検索する「ドメイン名」、「DNSサーバーのIPアドレス」を設定し、<OK>を半手表示させ「エンター」。
(11)タイムゾーンと日時の設定
タイムゾーンUTC世界標準時)が聞かれるので、<NO>を反転表示し、エンター。
まず、「Asia」を選択。
「Japan」を選択。
時刻設定は「JST」(日本標準時GMT+09:00)で良いか聞かれるので、「エンター」。
日付が間違いないか聞かれるので、間違いがなければ、<Skip>を反転表示し、エンター。

次に、時刻を設定するか聞かれる。この段階で表示されるのは、世界標準時GMT)なので、<Set TIme>を反転表示し、エンター。

時刻を設定し、エンター。

(12)Boot時にスタートさせるdeamonの設定
Boot時に、どの基本的なdeamonをスタートさせるかを聞かれるので、矢印キーとスペースバーで対象に「*」を表示させ、「<OK>」を反転表示させ、「エンター」。
(13)セキュリティハンドリングの設定
セキュリティハンドリングに関する設定について聞かれますが、今回は特に設定せずに「エンター」。
(14)追加ユーザーの設定
一般ユーザーの追加をするか聞かれますが、今回は追加せずに、「<No>」を選択し、「エンター」キーを押します。
(15)追加設定の確認
ここまで、設定した内容の変更が必要か聞かれますが、そのまま「エンター」キーを押します。
(16)追加設定の確認(2)
コマンドラインからの設定が必要か聞かれますが、「<No>」を選択して、「エンター」キーを押します。
(17)システムの再起動
最後に、リブートするか聞かれるので、<Reboot>を反転表示し、エンター。

再起動が始まったら、再び、インストーラーが立ち上がらない様に、インストールDVDを取り出す。

3.起動確認

FreeBSD13.4が立ち上がり、rootでログインできれば、インストール成功。

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出典・引用・備考

*1:この投稿の内容は、特定の機種並びに特定の環境での確認結果になります。
同等機種や異なる環境での動作他を保証するものではありませんので、ご留意いただけます様お願いいたします。

*2:

*3:HPE製IP KVMのWebインターフェースでスクリーンショットを取っているので、スクリーンショットに乱れがありますが😅、通常のコンソールであれば、画面の乱れはありません。😀

*4:ここはお好みかと😅。
小生の場合、メインファイルサーバーのルートは、RAID1+HotSpareにしているので、UFSを選択しているだけです😅。