思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

段ボール製塗装ブースの改良(3):吸気ユニット接続部の加工

今回は、これまで加工してきたダクト*1]に吸気ユニット接続部の加工を施していきます。

1.ダクトの整形

ダクト吸引側に、L定規などを用いて、左右・奥と手間の高さが同じになる様に、墨だしをします。
墨だし線に沿って、余剰なダクトをカッターで切り落とします。

切り落とした分は、後の工程で使うので捨てずに、取っておきます。

塗装ブース側の切り口に、木の粘土を多少、多めに埋め込んでいきます。べニア板や端材等を使って上から押さえ、平滑化し、接続パーツを取り付けた際に隙間が出来ない王にします。

2.吸気ユニット接続パーツの作成

(1)接続パーツの切り出し

ダクトに吸気ユニットを取り付けるための、接続パーツをべニアの端材から切り出します。

今回は3枚、切り出すことにします。
1枚は塗装ブース側用ですが、残りの2枚は、吸気ユニット用です。

 

2枚のうち一枚は、PCケースファンによる吸気ユニット用に使います。

残りの一枚は、PCケースファンによる吸気ユニットでは、吸気量が足りない場合のプランB:”掃除機での吸引アダプタ”の作成に用いる予定です。

(2)接続パーツ補強

ダスト受けを作った際には、ダクトにダスト受け接続パーツにべニア板を張り付けた後、補強材を取り付けました。

接続パーツをダクトに付けた後、補強材を取り付けると、出来ないわけではありませんが、意外と手間がかかっりました。今回はダクトに取り付ける前に、補強材を取り付けようと思います。

補強材には、木製床板を切り出した際の端材*2]を再び活用します。
長尺を6枚。短尺を6枚を適当な長さにカットします。

まず、ダクトを切り落とした際の余剰分を使って、接続パーツに穴あけ位置と補助材の取り付け位置を墨だしします。

穴あけ位置の各隅の若干内側に、切り抜きくための穴を木工ドリルで開けておきます。

長辺側はミニテーブルソーでカットしました。短辺側は糸鋸でカットしました。

最後に、木工用平やすりで、整えました。

接続パーツに補強材を止めるための釘穴を開ける為に、補強材の取り付け位置の両端に近い場所に、Φ0.5mmの穴を開けます。

空けた穴にピン釘#20(Φ0.9mm)×16.0mmを押し込みます。

補強材を接続パーツに合わせます。釘をメジャー代りに補強材に釘を打ち込む位置にマーキングをします。

補助材のマーキングした位置に、Φ0.5mmの釘穴を開けます。

表(継承面)側に残ったくぎをガイドに、直線を鉛筆で引いておきます。

補強材または、接続パーツ側に木工ボンドを塗っておきます。
補強材側の釘穴に、ピン釘を軽く押し込みます。
釘の頭が、1cm弱残るまで釘を打ち込みます。
鉛筆で引いた直線上に、間隔がほぼ均等になる位置にポンチで釘穴位置をマーキングします。
Φ0.5mmの釘穴を45°の角度で穴あけします。
空けた穴に釘を斜めに打ち込みます。
この時も、釘の頭は1cm程度残しておきます。

べニア板の化粧面に沿って飛び出ている釘をニッパーで切り落とします。

表面に釘が若干、飛び出しているので、丁寧に金槌で釘を埋め込みます。いわゆる隠し釘の技法です。
隠し釘にしたことで、べニア板の化粧面に釘が飛び出していないので、密閉材が機能するとおみます。
他の3面も同じ方法で補強板を取り付けていきます。

3.吸気ユニット接続パーツをダクトへの取付け

出来上がった3枚の接続パーツの役割を決めて、間違えない様にマジックで役割を記入しておきます。

木の粘土で補強・平滑化してある、本体側のダクトに木工ボンドを塗ります。
接続パーツの内側にも木工ボンドを塗っておきます。
3枚の接続パーツの内、ダクト用のパーツを取り付けます。

 

ダクト内にはみ出した木工ボンドはトイレットペーパーなどでふき取っておきます。

後は、木工ボンドが固まるのを待ちます。

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出典・引用・備考

*1:

*2: