レールが繋がることが確認できただけでは、異なるメーカの線路接続とは言えないので、道床の試作をしています。
今回は、道床へのレール取付を行います。
- 今回は、実際に行った試行過程で、順序を入れ替えた方が良い工程(失念していた工程含む)がありました。
- このため、投稿内容(写真)の順序が、実際に行った試行過程と若干異なっています。
- ご容赦いただければ幸いです🙇♂️。
1.スローバー駆動用穴の加工
危うく、やらかすところでした😅。
スローバーをレイアウトベース裏面から駆動するために、道床に穴を開けておかなければいけないのを失念していました😅。
マーキングした位置に、Φ8.0mmの木工ビットで、2か所、穴をあけます。
2つの穴の間を糸鋸でカットして楕円状の穴にします。
道床にポイントを置き、スロバーガイドの隣の枕木の両側を片手で押さえて、もう片方の手で、スローバーがスムーズに動くかも確認しておきます。
2.道床へのねじ止めナット加工
(1)ABS丸棒の整形
道床をレイアウトベースに固定するための、ナット加工用に埋め込んだABS丸棒を整形します。
まずは、鋸でABS丸棒をカットしてしまいます。
次いで、道床がレイアウトベースでがたつかない様に、道床と面一になる様に、平やすりで削ります。
(2)ナット加工
この穴を、さらにΦ1.5mmに広げます。
逆に、プラの場合、押し込もうとすると舐めてしまいます。
中タップなので、途中で重くなりますが、タップを切っていくと軽くなります。
軽くなったら、タップ切終了です。
舐めてしまわない様に力を加えず、反時計回りにバイスを回すだけで、タップは抜けます。
それなりに、綺麗にレイアウトベースへの取り付け用ナットの埋め込み加工が出来た気がします😅。
3.給電線のレールへの取り付け
(1)レールの小加工
(2)給電線のレールへの取り付け
今回はレールが古く、真鍮のさびが取り切れないので、レールとジョイナーを半田付けすることにしました。
電子工作では、強酸性の溶剤は厳禁ですが、今回は真鍮工作ともいえるので、酸性のフラックスを1滴、ジョイナーとレールの間に、まずは落とします。
鏝は、30Wの電子工作用を利用し、0.6mmの糸ハンダで、レールとジョイナーを一体化させます。
(3)枕木の再装着
4.道床へのレール貼り付け
(1)線路中心位置マーキング
治具の穴に、釘をはめ込み、上から金づちや電工ドライバーの柄などで軽くマーキングをします。
(2)線路中心位置に穴あけ
(3)線路取り付け位置のマーキング
道床の端とレールの端が合うように、線路を道床の上に置きます。
枕木にあけた穴に、釘を入れ、金づちなどで軽くたたき、コルクに取り付け位置をマーキングします。
一旦、線路を外し、マーキングした位置の線路中心線に、十字線を引きます。
場所を間違えない様に、〇などを書いておくと、未然防止になります。
(4)道床への線路取り付け
この時、スローバー位置に木工ボンドが付かない様に気を付けます。
この時、給電ケーブルを引き出し穴を通しておくことを忘れない様に気を付けます。
反対側も同じように、コルク面に落とします。
最後に、木工ボンドが固まる前に横位置がずれない様に、釘を軽く打ち込んでおきます(*6)。
木工ボンドが固まるのを待ちます。
出典・引用・備考
*1:小生は、プラ用は金属用とは分けて、使っています😀。
だいぶ前に、兼用利用していた頃、主として金属のタップ切を行っていたものを、プラに使ったところ、途中でかんで、舐めてしまったことがありまして😅。
*2:LAN用のケーブルは4色なので、自分でどの色がどこ用と決めると混乱しにくくて、意外と便利です。
特に、同色のケーブルは白線有と無しがペアになっているので、どちらかを負極側と決めてあげれば、正極・負極の間違いの未然防止にもなります。
また、高速通信を行うためのケーブルですから、使われている銅の品質も高いです。
*3:手前側は失敗作です😅。ミニハンドグラインダーで削ればなんとかなると思いやってみましたが、あまりきれいにできませんでした。急がば回れ。じゃ、ありませんが、線路の道床への取り付け後、高さを削った方が手間が少なく、仕上がりも良さそうでしたので。。。。
*4:
*5:この後使う釘の直径に合わせてあります。
*6:下側のべニア板を突き抜けるぐらい打ち込んだほうがより安全です。