思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【Ubuntu24.04】物理マシン(Windows2000)をVirtualBoxに移動する(1):VHD化方法の検討

今更、Windows2000(Win2k)って感じですが、古いアプリデータ*1,*2,*3の引き上げが終わっていないため、Win2kな物理マシンが1台あります。

このマシン、たま~~にしか起動しないにも関わらず、物理的場所を取っているので、仮想マシン化したいと考えました。

注意事項
  • Windows2000(Win2k)は、2010/7/13に延長サポートが終了しています。
  • WindowsXP丸腰でインターネットに接続した際には数分でウィルス感染したとの実験情報[*4]もあります。Win2kも同様と推測できます。
  • Win2kの利用に際してはセキュリティリスクがあることをご理解いただき、自己責任で実施をお願い致します。

 

 

1.Win2kの物理HDDを仮想ディスク(VHD)化する方法を検討

今のところ、考えられるのは4つかな、と思います。他にも方法があるかもしれません。

  1. Window10/11パソコンに、Win2kのHDDを取り付けvhd化する方法
  2. Win2kのシステムツールを使う方法
  3. 無料のバックアップ/復元ソフトを使う方法
  4. 有料のバックアップ/復元ソフトを使う方法
a.)Window10/11(Win10/11)パソコンに、Win2kのHDDを取り付けvhd化する方法
  • Win10/11では、マクロソフト社から配布されているdisk2vhdソフトが利用可能ですので、Win10/11なパソコンに、Win2kのHDDを物理的に取り付けてvhdファイルを作成するのが最も手っ取り早いと思います
  • ただ、Win10/11には最新のセキュリティソフトが入っているので、古いプログラムの中には、そのコードのパターンからウィルスが入っているとみなされる場合がありえます*5

  • その場合、当該ソフトは、セキュリティソフトによって、隔離(削除)される可能性が否めません。
b.)Win2kのシステムツールを使う方法
  • やり方としては、昔Win2kが飛んだ時のために、サブのOSを入れて、バックアップ/復元できる様にした方法と基本的に同じやり方でできそうです。
  • 大まかな手順としては、以下のようにすればできそうです。
    1. サブのWin2kを物理マシンの空きパーティションにインストール
    2. サブのWin2kを起動
    3. [スタート]メニューの[プログラム]-[アクセサリ]-[システム ツール]の[バックアップ]で、メインのディスクのbkfを作る
    4. VirtualBoxでWin2k仮想マシンを1台新規作成
    5. Win2k仮想マシンのクローンを作成。
    6. 2台の内1台で、bkfファイルをもう1台のWin2k仮想マシン上に展開
c.)無料のバックアップ/復元ソフトを使う方法
  • ネットをググると、多くの情報がヒットする、Paragon Drive Backup[*6]を使う方法を考えてみます。
  • 大まかな手順としては、以下のようにすればできそうな感じです。。
    1. Win2kにParagon Drive Backupをインストール
    2. Win2kのHDDイメージと回復用ディスクを作成する。
    3. 作成したHDDイメージと回復用ディスクをISO化
    4. VirtualBoxで新規仮想マシンを作成する。
    5. 新規仮想マシンを作成時、回復用ディスクISOイメージで起動
    6. 起動した回復用ディスクISOイメージで、Win2kのHDDイメージを新規仮想マシンvhdに展開
  • ダウンロード元を確認しておこうと思ったところ、よくよく調べたら、窓の杜の元情報*7が古すぎてWin2kに対応したFree版は現状では、入手不可能みたいでした。
  • でも一応、”Backup & Recovery Community Edition”のダウンロードページには” Community Edition is available completely free for the non-commercial purpose only.”と書いてあるので、個人利用のため、一応ダウンロードしておくことにしました。
  • ただ、対応OSはWindows7 SP1以降となっていました。
d.)市販のバックアップ/復元ソフトを使う方法
  • 市販のバックアップ/復元ソフトですぐに見つかるものとして、「HD革命/BackUp Next Ver.5 Standard」がありますが、Win2kには対応していません。

  • 調べてみると、Win2kに対応しているのは、「HD革命/BackUp Ver.7.0」あたりで、古すぎて入手が困難ですし、中古ソフトが見つかっても、結構な値段*8がします。

  • Win2kの仮想マシン化に、わざわざ、それなりのお金をかけるのももったいない感じです*9

2.作業前の下準備検討(テスト用ディスクの準備)

(1)HDDのデータ保護方法の検討

vhdファイルを作成する際に、データやプログラムの遺失リスクを回避するために、もとのHDDのコピーを一旦作りたいと思いますが、まずは、オリジナルのWin2kディスクが飛んでしまわないようにしたい思います。

昔のATAディスクであれば、HDDにジャンパーを付けて、ハード的に書き込み禁止にできたので、手持ちのSATA HDDをよくよく見ると、SATAでもジャンパーでハード的に書き込み禁止にできそうです。

(2)HDD複製方法の検討

HDD複製方法方法として、考えられるのは、

  1. Win10/11のディスクコピープログラムで複製の作成
  2. フリーのHDDコピーツールで複製の作成。
  3. 外付けのディスクコピー機を使う。

といったところでしょうか。

HDDクローン専用機は3,000~4,000円ぐらいで、わざわざ、Win10/11のパソコンをコピーのために長時間占有させる必要もないないので、HDDの複製を作るのあれば、コスパは良いように思えます。

HDDのデータ消去(初期化)については、これまで、Ultimate Boot CDに収録されたソフトを使っていたが、抹消方法レベル[*10][*11等]は1だった。

HDDのデータ消去(初期化)についても、HDD消去機能が付いていれば、不要HDDのデータ消去が、PCを1台占有することもなく、楽ですが、ググってみてもHDD消去機能付きモデルはあまり見つかりません。見つかっても知らないメーカばかりがヒットします。

消去機能のあるものも、USBでPCに接続し、ソフト的に消去するタイプがほとんどでした。

とりあえず、Amazonで探してみて、失敗しなさそう&安価な下記の2種に絞りました。

Amazonでは、

 そうそう買い替えるものでもないし、100円差でUSB3.2Gen1で、抹消方法レベル対応状況が明らかな玄人志向にし、発注しました。

 

 

*1:Windows10/11に対応したアプリがあればよいのですが、対応していないものもありますので。。。

*2:また、一部のアプリをWindowsXPに移行しようとしたところ、セキュリティソフトにウイルスとみなしされて隔離されてしまったので、Win2kをやむなく残したというも理由です。

*3:WindowsNT3.51でしか対応できないものはないので、さすがにWindowsNT3.51な仮想マシンを作る気はありませんが。(^^;;;

*4:20年前のOS「Windows XP」を丸腰でインターネットに放り込むとこうなる - GIGAZINE”、2024/6/13閲覧

*5:そもそも論として、その様なソフトを利用することがセキュリティリスクを増加されるといご指摘がありそうです。。。

*6:窓の杜 - 【REVIEW】HDD全体をイメージ化してバックアップ・復元できる「Paragon Drive Backup」、08/10/01、最終閲覧日24/7/3

*7:確認時に、日付をよく見ていなかったので、改めて見たら記事の日付が08/10/01だった。😅

*8:6,000円以上

*9:それだけかけるのであれば、断捨離でWin2kとお別れします。

*10:抹消方式はどのようなものがありますか? | アークの革命シリーズ

*11:【パッケージ版】ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版 | AOSストア | PCソフト&アプリ通販【パッケージ送料当社負担】/AOSデータ直営