1.塗装色の検討
1956年(昭和31年)発行の"国鉄車両関係塗料用色見本帳"[*1]により、国鉄の車体色が、原則統一されました。
それ以前は、文字にて色が指定されていたようで、車両の在籍場所によって微妙な色合いの違いがあったようです。
復活つばめ制作にあたり、つばめ*2、が復活した当時の色を判別できる資料を探したものの見つけることはできていません。
資料[*3]を見る限り、写真はモノクロが主で、色を判別することは困難です。
また、つばめ"の復活は昭和25年。[[*4]]ですが、資料の撮影時期は昭和31年以降(第1版"国鉄車両関係塗料用色見本帳"発行以降)*5がほとんどです。
それでも、白黒フィルムの露光の違いがあるにしても、色が完全に統一されている様にも見えません。
また、僅かなカラー写真でも、退色の影響もありそうですが、すべての車両がブドウ2号または、ブドウ1号に統一されていたようではなさそうな感じです。
そこで、復活つばめ”もどき”。という事で、車体と屋根の色をマシ 29 201/スハニ32に微妙に変えてみることにしました。
2.車体塗装
マシ 29 201は"nuro/水性工作用スプレー(こげちゃ色)"で塗装をしました。
スハニ32は”アサヒペン/クリエイティブカラースプレー(カントリーカラー)”で塗装しました。
3.屋根塗装
車体の塗装後、屋根以外をマスキングテープとカットした新聞紙でマスキングし、下地を塗装します。
下地材は、マシ 29 201は、”アサヒペン/ストーン調”を、
スハニ32は”IMON/キャンバス調"を塗布して、屋根素材の違いを表現することにしました。
屋根色はマシ 29 201が、"nuro/水性工作用スプレー(ダークグレー)"を塗布後、つや消しスプレーを、
スハニ32は"nuro/水性工作用スプレー(ライトグレー)"を塗布後、つや消しスプレーを塗布して、色の違いも表現することとしました。