思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

【Ubuntu22.04】Windows10からRDPでUbuntuに接続する

 

1.Ubuntuの設定

Windows10からRDPを使って、Ubuntuリモートデスクトップ(RDP)接続を行うために、xrdpをUbuntuにインストールします。

(1)xrdpのインストールと起動
$sudo apt-get update :おまじない*1
$sudo apt-get upgrade  
   
$sudo apt install xrdp :xrdpのインストール
$sudo systemctl enable xrdp :xrdpの自動起動設定
$ sudo systemctl start xrdp :xrdpの起動
(2)ファイアウォールの設定

Windows10が、RDP接続の際に利用するポート3389からの通信を、Ubuntuに許可します。

$sudo ufw allow 3389 :ポート3389へのアクセスを有効化
(3)/etc/groupの修正

ユーザーがxrdpを使えるように、RDP接続ができるユーザーを/etc/groupファイルのxrdpグループに追加します。

$sudo vim /etc/group :/etc/groupファイルを編集
   
lxd:x:135:hogehoge
hogehoge:x:1000:
sambashare:x:136:hogehoge
xrdp:x:137:hogehoge
:黄字の部分を追記
(4)Ubuntuの再起動

自動起動の確認も踏まえて、Ubuntuマシンを再起動します。

2.Windows10の起動・設定

(1)リモートデスクトップアプリの起動

検索で「リモートデスクトップ」と入力し、リモートデスクトップアプリを見つける。

リモートデスクトップアプリを起動する。

※アプリを右クリックで、「スタートにピン留めする」または、「タスクバーにピン止留めする」をクリックしておくと便利です。

(2)リモートデスクトップ接続の設定

コンピュータ名にUbuntuマシンの「IPアドレス」を入力します。

または、イントラネットのローカルDNSサーバーにUbuntuマシンを登録してある場合には、DNSサーバーに登録してあるホスト名を入力します。

この時、Windows10のシステム設定でFQDNを設定し、Ubuntuも同じドメイン名を設定してある場合には、FQDNを入力する必要はなく、ホスト名だけでも大丈夫です。

オプションを表示させ、画面タブをクリックすると、リモートデスクトップの解像度を指定できます。


Ubuntuマシンに接続されますが、Ubuntuの性能やイントラネットの状況によっては、画面が表示されるまで、しばらく真っ黒なままな場合があります。

カラープロファイルの作成するために、パスワードの入力を求められますので、Ubuntuユーザーのパスワードを入力し、認証をクリックします。

Ubuntuへのログインが完了すると、リモートデスクトップ経由で、Ubuntuの操作ができるようになります。

 

*1:何かをインストールする際、依存性チェックはしてくれますが、念のため、update/upgradeをしておいた方が安心なため、小生はおまじないを唱えることにしています。