1.Ubuntuの設定
Windows10からRDPを使って、Ubuntuにリモートデスクトップ(RDP)接続を行うために、xrdpをUbuntuにインストールします。
(1)xrdpのインストールと起動
$sudo apt-get update | :おまじない*1 |
$sudo apt-get upgrade | |
$sudo apt install xrdp | :xrdpのインストール |
$sudo systemctl enable xrdp | :xrdpの自動起動設定 |
$ sudo systemctl start xrdp | :xrdpの起動 |
(2)ファイアウォールの設定
Windows10が、RDP接続の際に利用するポート3389からの通信を、Ubuntuに許可します。
$sudo ufw allow 3389 | :ポート3389へのアクセスを有効化 |
(3)/etc/groupの修正
ユーザーがxrdpを使えるように、RDP接続ができるユーザーを/etc/groupファイルのxrdpグループに追加します。
$sudo vim /etc/group | :/etc/groupファイルを編集 |
lxd:x:135:hogehoge hogehoge:x:1000: sambashare:x:136:hogehoge xrdp:x:137:hogehoge |
:黄字の部分を追記 |
(4)Ubuntuの再起動
自動起動の確認も踏まえて、Ubuntuマシンを再起動します。
2.Windows10の起動・設定
(1)リモートデスクトップアプリの起動
検索で「リモートデスクトップ」と入力し、リモートデスクトップアプリを見つける。
リモートデスクトップアプリを起動する。
※アプリを右クリックで、「スタートにピン留めする」または、「タスクバーにピン止留めする」をクリックしておくと便利です。
(2)リモートデスクトップ接続の設定
コンピュータ名にUbuntuマシンの「IPアドレス」を入力します。
または、イントラネットのローカルDNSサーバーにUbuntuマシンを登録してある場合には、DNSサーバーに登録してあるホスト名を入力します。
この時、Windows10のシステム設定でFQDNを設定し、Ubuntuも同じドメイン名を設定してある場合には、FQDNを入力する必要はなく、ホスト名だけでも大丈夫です。
オプションを表示させ、画面タブをクリックすると、リモートデスクトップの解像度を指定できます。
Ubuntuマシンに接続されますが、Ubuntuの性能やイントラネットの状況によっては、画面が表示されるまで、しばらく真っ黒なままな場合があります。
カラープロファイルの作成するために、パスワードの入力を求められますので、Ubuntuユーザーのパスワードを入力し、認証をクリックします。
Ubuntuへのログインが完了すると、リモートデスクトップ経由で、Ubuntuの操作ができるようになります。
*1:何かをインストールする際、依存性チェックはしてくれますが、念のため、update/upgradeをしておいた方が安心なため、小生はおまじないを唱えることにしています。