思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

Ryzen3 4100にはまる(1)

息子のパソコンがかなり古く、学校からのオンライン課題を対処するのも苦労するようになっていました。

そこで、息子のパソコンがm-ATXなパソコンだったため、マザーボード(M/B)の交換をすることにしました。

息子に確認すると交換方法を学びたいということで、息子に交換方法を教えつつ、M/Bの交換をした際に、Ryzen3 4100にはまってしまったので、顛末を書き記したいと思います。

1.古いパソコンのスペック

もともとのパソコンは、HP製のHP Business Desktop dx5150 MTというモデルでした。

基本スペック
筐体 タワー
CPU Athlon 64 3500+ 2.2GHz
コア数 1 コア    512KB
三次キャッシュ容量 256MB
モリー容量 4GB

DVDはBlueRayドライブに換装。USB3.0インタフェースとUSB-HDMIアダプタでデュアルディスプレイにしていました。

別途購入したWindows10をインストールした直後は、普通に使えていましたが、息子が色々とソフトをインストールした結果、このマシンには荷が重くなったようです。

まあ、2005年モデルですので、よく持った方だと思います。

2.パーツの選定

事前の確認をあまりせずに(がそもそもの間違いの始まり)、価格から以下を選定しました。

CPU Ryzen3 4100
M/B ASUS PRIME B550M-K
GPU 玄人志向 GF-GT710-E1GB/HS
モリー エッセンコアクレブ PC4-25600 16GB x 1(KD4AGU880-32A160)

電源は手持ちのATX2.3な予備電源を利用することとしました。

3.組み立て

サーバー類をよく触っていたので、組み立て際には、習慣となっている静電気を逃がすためのアースバンドを、養生テープ+アルミフォイル+電源コード+ミノムシクリップから自作。



ケースから、すべてのパーツを取り外し、新しいM/B、CPU、GPU、メモリー、電源を息子に教えながら組み立てさせて、作業時間はおよそ2時間ほど。

スピーカーのコネクタ形状が違っていたので、とりあえず後回しにして、未接続。

HDDとBlueRayドライブは後回しにして、起動テストを実施することとしました。

4.テスト起動

まずは、GF-GT710-E1GB/HSのVGAコネクタに、VGAなディスプレイに接続し、電源投入。

CPUファンは回るものの、画面は真っ暗なまま(*_*)。

GF-GT710-E1GB/HSのHDMIコネクタに、HDMIなディスプレイに接続し、再度、電源投入。

CPUファンは回るものの、画面は真っ暗なまま(*_*;;)。

スピーカーのコネクタを加工してM/Bに接続し、再度、電源投入。

CPUファンは回るものの、スピーカーから何も音がしない(*_*;;)。

5.沼状態(1)

ASUSのHPでCPUサーポートリストを確認するとRyzen3 4100はサポートリストに入っている(が、BIOSのリビジョンと日付をよく確認していない=さらにはまる原因)。

M/Bのマニュアルをじっくり読むと、ATX電源はVer2.4以上と書かれているので、慌てて近場のパソコンショップにATX2.4な電源を買いに走り、交換。

再度、電源投入するも、CPUファンは回るが、画面には何も出ない。スピーカーから何も音がしない(*_*;;;)。

6.やっと起動

当日は、いったん作業を中止し、翌日、確実にサポートされているCPUとして、Ryzen5 5600Gを購入。

CPUを交換したところ、問題なく、BIOS画面が表示され起動。

HDDとBlueRayドライブを戻して、BIOS設定でCSMを有効化して、無事、Windows10が起動。

7.パーツが余る

結局、CPU(Ryzen3 4100)とGPU(玄人志向 GF-GT710-E1GB/HS)が余ってしまいました。

仕方ないので、自分のサブマシンも息子の旧マシンと同等性能なので、自分のサブマシンのM/B交換に使うこととしました。