思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

お家でActiveDirectory[AD]ドメイン(7):DNSサーバーの切り替え

これまでは、古いブロードバンドルータ*1イントラネット用のDNSとして、活用してきましたが、QNAPのActiveDirectory[AD]サーバーにその役割を任せようと思います。

1.ADドメインコントローラでのDNSレコード追加(QNAP UI)

ADドメインコントローラ(AD-DC)でのDNSレコードの追加作業は、WindowsマシンをADドメインに参加させる場合と同じです*2

ナビゲーション(QNAP UI):

コントールパネル>権限設定>ドメインコントローラ

DNS

アカウントの入力とパスワードが求められます。

  • アカウントは、先に作成したDomain Adminsのユーザー名になります。
  • パスワードは、その際に設定したパスワードになります。

をクリック。

先に設定した「【ドメイン名】.local」をクリックして、グレー背景にして展開します。

アクションプルダウンメニューからレコードの追加を選択し、クリックします。

レコード名に上記で設定したホスト名を入力します。

タイプはそのままにします。

値には、登録するパソコンの静的IPアドレスを入力します。

入力が終わったら、をクリックして、DNSレコードを追加します。

2.Windows10のネットワーク設定変更

ナビゲーション(Windows10):

設定>イーサーネット

>アダプタのオプションを変更する

イーネットを選択し、右クリックの後、プロパティを選択します。

インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティボタン」をクリックします。

「次のDNSサーバーのアドレスを使う」のラジオボタンをオンにします。

「優先DNSサーバー」にAD-DCのIPアドレスを入力します。

最後に「OK」ボタンをクリックして終了です。

 

これにより、WindowマシンからはAD-DCに登録されたパソコンは、IPアドレスを指定するのではなくFQDNのホスト名*3で参照できるようになります。

*1:PCi BRC-14VG。イントラネット上のホスト(ネットワーク上のLAN接続家電を含む)を登録する際、登録手順が簡単だったので使い続けていました。

*2:以下、本節は再掲

*3:ADドメイン名ががhonya-ad@localの場合、hogeFQDNhoge.honya-ad.localになります。

この時、リモートデスクトップなどでほかのパソコンに接続する際に、hogeと入力すれば済むようになります。