これまでは、古いブロードバンドルーター*1をイントラネット用のDNSとして、活用してきましたが、QNAPのActiveDirectory[AD]サーバーにその役割を任せようと思います。
1.ADドメインコントローラでのDNSレコード追加(QNAP UI)
ADドメインコントローラ(AD-DC)でのDNSレコードの追加作業は、WindowsマシンをADドメインに参加させる場合と同じです*2。
ナビゲーション(QNAP UI): |
コントールパネル>権限設定>ドメインコントローラ >DNS |
アカウントの入力とパスワードが求められます。
- アカウントは、先に作成したDomain Adminsのユーザー名になります。
- パスワードは、その際に設定したパスワードになります。
をクリック。
先に設定した「【ドメイン名】.local」をクリックして、グレー背景にして展開します。
アクションプルダウンメニューからレコードの追加を選択し、クリックします。
レコード名に上記で設定したホスト名を入力します。
タイプはそのままにします。
値には、登録するパソコンの静的IPアドレスを入力します。
入力が終わったら、をクリックして、DNSレコードを追加します。
2.Windows10のネットワーク設定変更
ナビゲーション(Windows10): |
設定>イーサーネット >アダプタのオプションを変更する |
イーネットを選択し、右クリックの後、プロパティを選択します。
「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティボタン」をクリックします。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」のラジオボタンをオンにします。
「優先DNSサーバー」にAD-DCのIPアドレスを入力します。
最後に「OK」ボタンをクリックして終了です。
これにより、WindowマシンからはAD-DCに登録されたパソコンは、IPアドレスを指定するのではなくFQDNのホスト名*3で参照できるようになります。